通貨ごとの強さをひと目で把握できる無料EA「CurrencyStrength」をご紹介します。
市場でどの通貨が買われ、どの通貨が売られているのかをリアルタイムで数値化し、通貨ペア選びの判断材料として活用可能です。
裁量トレーダーはもちろん、通貨相関に注目するEAトレーダーにも役立つ、シンプルかつ実用的なツールです。
👉CurrencyStrengthはMT4のマーケットから簡単にインストールできます
- MT4を起動
- 画面下部にある「ターミナル」ウィンドウの**[マーケット]タブ**をクリック
- 右上の検索欄に「CurrencyStrength TOKYO」と入力して検索
- 対象EAが表示されたら**[ダウンロード]ボタンをクリック**してインストール

インストール後は、
MT4のナビゲーターウィンドウ → エキスパート → マーケット内に「CurrencyStrength TOKYO」が追加されます。
EAをチャートへドラッグ&ドロップすれば、すぐに使用可能です。
CurrencyStrengthとは?|通貨強弱を可視化する無料EA

**CurrencyStrength(カレンシーストレングス)**は、主要8通貨(USD, EUR, JPY, GBP, CHF, AUD, CAD, NZD)の強さをリアルタイムで可視化する無料のMT4用EAです。
通貨ごとの値動きをもとに、現在の相対的な強弱を数値化し、ランキング形式で表示します。
裁量トレーダーが「どの通貨ペアを優先すべきか」判断するための材料として、またEA戦略の通貨フィルタリングにも活用できます。
通貨ごとの相対的な強さを数値で表示
CurrencyStrengthは、通貨ペアの現在値と1本前の足の終値を比較し、各通貨の「相対的な強さ(または弱さ)」を%変化として算出します。
たとえば「USD」が+0.24%、「JPY」が−0.01%など、数値で表示されるため、視覚的に判断しやすく、通貨の動向を直感的に把握できます。
8通貨を対象としたリアルタイムのランキング表示
対象となる通貨は、主要な8通貨に限定しており、1秒〜数秒単位でデータを更新。
最新のスコアをもとに、強い順・弱い順に並べてランキング表示されます。
強い通貨は緑、弱い通貨は赤で色分けされており、一目で市場の傾向がわかるよう設計されています。
1本前の足との比較で変化もチェック可能
リアルタイムのスコアに加え、前の足(指定された時間足)時点のランキングも表示できます。
これにより、「通貨の勢力図がどう変化してきたか」を把握でき、順張り・逆張りのタイミング判断にも活かせます。
現在と過去を並べて比較できるため、短期的な通貨の切り返しや強弱反転にも気付きやすくなります。
CurrencyStrengthの特徴と使い方
CurrencyStrengthは、通貨の強弱を数値として見える化するだけでなく、トレードに直結する情報の整理と判断補助を目的とした設計になっています。
裁量トレーダーだけでなく、EA運用時の通貨選定や相場分析にも活用できる汎用性の高いツールです。
現在と過去のランキングを並列表示
このEAは、リアルタイムの強弱ランキングだけでなく、1本前のローソク足(指定時間足)時点での確定データも同時に表示します。
これにより、「今、強くなってきている通貨はどれか」「直近で急に弱くなった通貨はどれか」といった変化の兆しを視覚的に捉えることができます。
時間足の指定はH1やH4など自由に変更できるため、短期・中期の分析どちらにも対応可能です。
色分けで強弱が一目で把握できる
表示されるランキングは、通貨ごとにスコア付きで縦に並べられます。
強い通貨は「グリーン」、弱い通貨は「レッド」、中間はホワイトで表示されるため、視覚的な認識の速さに優れています。
ランキングは最大8通貨まで表示され、順位と数値を見ながら直感的な通貨判断が可能です。
設定項目とカスタマイズ可能なパラメーター
CurrencyStrengthでは、以下のような入力パラメーターを自由に設定できます:

- 表示する時間足(例:H1, H4, D1)
→ 通貨強弱をどの時間軸で判断するかを選択可能。 - 表示する通貨数の上限(例:上位5位まで表示)
- 更新間隔(秒単位)
- フォントサイズや表示位置の調整
- 強い通貨・弱い通貨の色指定
表示の見やすさや環境に応じて、柔軟にカスタマイズできるのもこのEAの魅力です。
どんなトレードに活用できる?
CurrencyStrengthは、単に通貨の強弱を数値化するだけでなく、トレード判断の質を高める補助ツールとして幅広く活用できます。
通貨ペアの選定からエントリー判断まで、さまざまなシーンで役立ちます。
通貨ペア選びのフィルターとして
「どの通貨ペアでトレードすべきか迷ってしまう…」という場合、通貨強弱のスコアが大きなヒントになります。
たとえば、最も強い通貨と最も弱い通貨のペアを選べば、トレンドが明確になりやすく、方向性のある相場で利益を狙いやすくなります。
トレンド相場での順張り判断に
リアルタイムの強弱ランキングを見ることで、現在のトレンド方向を確認できます。
たとえば、「GBPが継続して強い」「JPYが弱い」といった傾向が出ていれば、GBPJPYのロングといった順張り戦略が取りやすくなります。
強弱反転による押し目・戻り目の補助に
前の足と現在の強弱ランキングを比較することで、通貨の強さ・弱さが切り替わる瞬間を察知できます。
この変化が現れたタイミングは、押し目買い・戻り売りの好機となる可能性があり、エントリー判断の補助材料になります。
CurrencyStrengthの設計と信頼性
CurrencyStrengthは、トレーダーが自らの判断で戦略を構築するための補助的な情報ツールとして設計されています。
エントリーや決済を自動で行うEAではなく、透明性と中立性を重視した設計により、安心してご利用いただける構成となっています。
データはリアルタイムで透明性が高い
通貨の強弱は、指定した時間足の**最新の価格変動(現在の足と1本前の足の終値)**に基づいて計算されています。
MT4に標準搭載されている iClose
関数を使い、取得元が明確なリアルタイムデータのみを使用しており、外部APIや曖昧な情報は一切使用していません。
これにより、表示される強弱スコアは常に客観的なデータに基づいて算出されます。
裁量判断の補助ツールとしての立ち位置
CurrencyStrengthは「勝率を上げる」「利益を出す」ことを直接的に目的としたツールではありません。
むしろ、相場の状態を客観的に把握し、自身の判断をサポートするための補助ツールです。
最終的なエントリー・決済は利用者の裁量によるものであり、過信せず、他のインジケーターや環境認識と併用してご活用ください。
無料提供の理由と開発者の中立性
CurrencyStrengthは、トレード判断の質を高めたい個人トレーダーのために無償で提供されています。
利用者の経済的利益に直接関与する目的ではなく、教育的・補助的な立ち位置での開発です。
開発者は特定の証券会社やサービスへの誘導を目的とせず、広告やリベート収益モデルを使用していません。
したがって、ツール自体の表示や挙動に恣意性は一切含まれておらず、中立的な設計が保たれています。
ダウンロードとインストール方法
CurrencyStrengthは、MQL5公式マーケットにて無料でダウンロードできます。
インストールもMT4内で完結するため、外部サイトからのファイル取得や手動コピーは不要です。
MQL5マーケットで無料ダウンロード可能
以下の手順で、MQL5マーケットから簡単にEAを取得できます:
- MT4を起動し、ターミナル(Ctrl+T)を開く
- 「マーケット」タブをクリック
- 検索ボックスに CurrencyStrength TOKYO と入力
- 検索結果から該当EAを選び、「無料」ボタンをクリックしてダウンロード
- 自動的にナビゲーター内「エキスパートアドバイザ」>「マーケット」カテゴリに追加されます

🔐 ダウンロードには MQL5アカウントでのログインが必要です(無料で作成可能)
MT4にEAを導入する手順
ダウンロード後の導入は以下の通りです:
- ナビゲーター(Ctrl+N)を開く
- 「エキスパートアドバイザ」>「マーケット」内にある CurrencyStrength TOKYOを確認
- 使用したいチャートにドラッグ&ドロップ
- 「全般」タブで「自動売買を許可する」にチェック
- 「パラメーター」タブで時間足や色設定などを好みに応じて調整
- OKを押してチャートに表示完了!
よくある質問(FAQ)
- このEAはどんなトレード手法に向いていますか?
-
CurrencyStrengthは通貨ペア選びや相場の流れを把握する補助ツールとして設計されており、トレンド系・逆張り系を問わず、裁量判断を行う全てのトレーダーに活用いただけます。
特に「今強い通貨 × 今弱い通貨」という組み合わせを探したい方に適しています。 - エントリーや決済は自動で行われますか?
-
いいえ。本EAは情報表示のみを行うものであり、自動売買機能(エントリー・決済)は搭載していません。
そのため、EAというよりはインジケーター的な用途としての位置づけです。 - リアルタイムのスコアが変動するのはなぜですか?
-
表示されるスコアは、現在のローソク足と1本前の終値との差分をもとに算出されています。
そのため、現在足の価格が動くたびにスコアは更新されます。 - 「過去のランキング」は何を基準にしていますか?
-
「過去ランキング」は、1本前のローソク足が確定した時点での通貨強弱スコアをもとに表示されています。
過去足が確定した後はスコアが変化しないため、現在の動きとの比較材料として活用できます。 - すべての通貨がマイナス表示されることがあるのはなぜ?
-
通貨の強弱スコアは「各通貨とJPYの相対的な変化率」で計算されています。
たとえばJPYが突出して買われた場合、JPY以外のすべての通貨が下落していると判定され、JPY以外がすべてマイナススコアになることがあります。
これは市場の**一方向的な動き(円独歩高など)**を反映した正常な挙動です。 - EAを複数チャートに表示しても問題ありませんか?
-
はい、問題ありません。通貨ごとのデータ取得や表示はチャートごとに独立して行われるため、複数の時間足や通貨ペアのチャートに同時表示可能です。
まとめ|CurrencyStrengthで通貨の力関係を見極めよう
CurrencyStrengthは、8つの主要通貨の強さをリアルタイムかつ視覚的に把握できる無料EAです。
「どの通貨が買われているのか」「どの通貨が売られているのか」を明確にすることで、通貨ペア選びの迷いを減らし、戦略の精度を高める手助けとなります。
通貨ペア選びに迷う方におすすめの可視化ツール
複数の通貨ペアに目を配る必要があるFXトレードでは、相対的な通貨の強弱を一目で把握できることが大きな強みです。
通貨の力関係を数値とランキングで可視化することで、エントリー前の判断をより論理的に進めることができます。
市場の相関や逆相関を理解する補助として活用を
通貨の強弱は、市場の相関関係や資金の流れを読み解く手がかりになります。
「USDが強く、EURが弱い」などの明確な差がある場合、EURUSDの順張りトレードが検討しやすくなるなど、トレード判断の裏付けとして有効です。
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