RSIのダマシを減らす設定|平滑RSI(Smoothed RSI)で“見た目”がこう変わる

RSIのダマシを減らす設定
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RSIは「買われすぎ/売られすぎ」が分かりやすい反面、短期足やレンジ相場では小さな値動きに反応して、反転サインが増えがちです。結果として、70・30に触れた瞬間に逆張りしてしまい、すぐ戻される――いわゆる“RSIのダマシ”を経験した人も多いはず。

そこで本記事では、RSIの値をさらに平滑化してノイズを減らす Smoothed RSI(平滑RSI) を使い、標準RSIと比べて「見た目」がどう変わるのかを具体的に示します。あわせて、SMA/EMA/WMA/SMMA/ALMAの違いと選び方、まず試すべき基本設定(デフォルト:SMMA・期間14)、自分の手法に合うかを確かめる簡単な検証手順まで、初心者でも迷わない形でまとめました。


SmoothedRSIはMT4マーケットから無料でダウンロードできます。
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Smoothed RSI-Markets

RSIは有名なオシレーターですが、実戦では「RSIだけ」で完結させるより、相場環境(トレンド/レンジ)を判断できる指標と組み合わせた方が迷いが減ります。
他の定番インジケーターもあわせて確認したい方は、以下の記事で人気インジケーターの使い方・設定・無料ダウンロード方法をまとめています。
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目次

結論|RSIのダマシは「反応しすぎ」が原因。平滑RSIで“判断を1テンポ遅らせる”

RSIのダマシが増える場面は、共通して「RSIが細かい値動きに反応しすぎている」状態です。たとえばレンジ相場や短期足では、価格が少し上下するだけでもRSIが70/30付近を行き来し、反転のように見える回数が増えます。その結果、エントリー根拠が増えすぎてしまい、判断がブレたり、同じ場所で何度も往復して損切りが続くことがあります。

SmoothdRSI
上が標準のRSIで下がSMMAで平滑化されたSmoothdRSI

そこで有効になりやすいのが、RSIの値をさらに平滑化してノイズを抑える 平滑RSI(Smoothed RSI) です。平滑RSIは、標準RSIに移動平均(SMA/EMA/SMMA/ALMAなど)をかけることで、細かい上下をなだらかにします。これにより、70/30に「ちょっと触れた」だけの反応が減り、“本当に勢いが変わったとき”の動きが見えやすくなるのがポイントです。

ただし、平滑化は万能ではありません。ノイズが減る代わりに、どうしても反応は遅れます。逆に言えば、平滑RSIは「早すぎる判断を抑える」ための道具です。RSIの値を見てすぐ逆張りしたくなる人ほど、平滑RSIを入れることで“判断を1テンポ遅らせる”形になり、結果としてダマシが減るケースがあります。

この記事では、Smoothed RSIを使って 標準RSIと比べて見た目がどう変わるのか、そして どの平滑化方式・期間を選べばよいかを、設定例と検証手順つきで整理していきます。

平滑RSIが向いている相場/向いていない相場

平滑RSIが役立ちやすいのは、次のような状況です。

  • レンジで反転が多すぎる(70/30付近の往復が多い)
  • 短期足でノイズが強い(M5〜M15などでRSIが忙しい)
  • トレンド中の押し目で迷う(「買いなのにRSIが高い」などで判断がブレる)

逆に、次のような場合は効果が薄い、または扱いづらくなることがあります。

  • 初動を取りたい(反応の遅れがデメリットになりやすい)
  • スキャルで“速さ”が最優先(平滑化が重いとチャンスが減る)
  • すでに別のフィルターで十分に絞れている(追加の平滑化が過剰になる)

この記事で分かること

  • 標準RSIと平滑RSIで、見た目(動き)がどう変わるか
  • SMA/EMA/SMMA/ALMAの違いと、ダマシを減らす観点での選び方
  • まず試すべき基本設定(デフォ:SMMA・期間14
  • 自分の手法に合うかを短時間で確認できる、簡単な検証手順

RSIがダマシになりやすい3つの典型パターン

RSIのダマシは、「RSIが悪い」というよりも、相場状況と使い方が噛み合っていないときに増えます。ここでは、RSIで迷いやすい典型パターンを3つに絞って整理します。自分がどれに当てはまるかを確認すると、このあと紹介する平滑RSIの効果も判断しやすくなります。

レンジでの「行って戻る」(70/30の往復)

レンジ相場では価格が一定幅で上下しやすく、RSIもそれに合わせて上下します。すると、70や30に触れる回数が増え、反転のように見える場面も多くなります。

ただ、レンジでは「触れた=反転」になりにくいことがあります。
理由はシンプルで、レンジ内の上下は勢い(モメンタム)の変化というより、範囲内での揺れであることが多いからです。結果として、

  • 70に触れた → 売った → すぐ戻される
  • 30に触れた → 買った → すぐ戻される

という“往復損切り”が起きやすくなります。

このパターンの特徴は、RSIが鋭く折り返す回数が多いことです。平滑RSIはこの「小さな折り返し」をなだらかにする方向で効きやすい領域です。

トレンド中の“逆張りRSI”が刺さる(押し目で過熱扱い)

RSIは「買われすぎ/売られすぎ」を連想しやすいので、70を超えたら売り、30を割ったら買い…といった逆張りルールに繋がりがちです。

しかしトレンドが強い局面では、RSIは70以上(下落なら30以下)に張り付くことがあります。これを「過熱=反転」と決めつけてしまうと、

  • 上昇トレンド中に70超え → 売りで入る → さらに伸びて踏まれる
  • 下落トレンド中に30割れ → 買いで入る → さらに下げて踏まれる

という形になりやすいです。

このパターンで重要なのは、RSIを「反転サイン」として固定せず、“勢いが偏っている状態”として読むことです。平滑RSIは、張り付きや偏りの継続が視覚的に分かりやすくなる反面、反転の初動は遅れるため、使いどころを意識する必要があります。

短期足ほどノイズが増える(小さな波で反応)

同じRSI(14)でも、時間足が短くなるほど、RSIは細かい揺れに反応しやすくなります。M5やM15では、ちょっとした戻し・押しでもRSIが大きく動き、70/30付近のタッチが頻発することがあります。

短期足で起きやすいのは、

  • 「RSIが反転したように見える」→ 実際は単なる小さな戻し
  • 「RSIが抜けた」→ 次の足で戻る

といった、一時的な動きへの過反応です。ここで平滑RSIを使うと、RSIのラインが丸くなり、短いノイズが減りやすい一方で、スキャルのように“速さ”が求められる場面では、反応遅れがデメリットになることもあります。


この3パターンのうち、特に「レンジで往復しがち」「短期足で忙しすぎる」に当てはまるなら、平滑RSIは相性が良い可能性が高いです。次は、そもそも平滑RSI(Smoothed RSI)が何をしているのかを、標準RSIとの違いとして整理します。

平滑RSI(Smoothed RSI)とは?標準RSIと何が違うのか

平滑RSI(Smoothed RSI)は、名前の通り RSIを平滑化(なだらかに)したRSI です。まず標準のRSI(デフォルト14)を計算し、そのRSIの数値に対して、さらに移動平均(またはALMA)をかけて“揺れ”を減らします。
つまり、やっていることはとてもシンプルで、以下の順番です。

  • ① RSIを計算する(RSI Period=14が基本)
  • ② RSIの値を平滑化する(SMA/EMA/WMA/SMMA/ALMA)
  • ③ 平滑化されたRSIを1本のラインとして表示する(0〜100)

RSIは短期の値動きにも反応するため、相場によっては「小さな上下=ノイズ」が増えて見えることがあります。平滑RSIは、そのノイズ部分を平均化して丸めることで、“勢いの変化”を見やすくするのが目的です。

仕組み:RSI → 平滑化(SMA/EMA/SMMA/ALMAなど)

本インジケーターでは、平滑化方式を次から選べます。

  • SMA(単純移動平均)
  • EMA(指数平滑移動平均)
  • WMA(加重移動平均)
  • SMMA(平滑移動平均/Wilder系)
  • ALMA(Arnaud Legoux Moving Average)

どれを選んでも共通しているのは、**RSIの値を平均化して“角を丸める”**ことです。
ただし平均化の仕方(最新値をどれだけ重く見るか/どれだけ滑らかにするか)が違うので、「ノイズの減り方」と「反応の速さ」が変わります。ここは後の章で選び方を具体的に紹介します。

メリット:ノイズ低減/ラインが素直になる

平滑RSIのメリットは、「見た目が落ち着く」ことに集約できます。具体的には次のような変化が起きやすいです。

  • 細かい上下(ヒゲ的な揺れ)が減る
  • 70/30付近の“ちょいタッチ”が減る
  • 折り返し回数が減り、方向性が読みやすくなる
  • 50付近の行ったり来たりが減り、モメンタムの偏りが見えやすい

結果として、「RSIが動いたから反応する」ではなく、RSIが“ある程度”動いてから判断する形になりやすく、ダマシを受けにくくなるケースがあります。

デメリット:反応が遅れる(“早すぎる判断”を抑える代償)

一方で、平滑化は必ず遅れを生みます。
ノイズを平均化するということは、「変化が起きても、しばらくは平均に引っ張られて動きが小さくなる」ためです。

そのため、平滑RSIには次のようなデメリットが出ることがあります。

  • 反転やブレイクの初動を取りにくくなる
  • エントリーのタイミングがワンテンポ遅れる
  • 平滑化を強くしすぎると、チャンスが減ったように感じる

ただし、この遅れは「欠点」である一方、RSIのダマシに悩む人にとっては、早すぎるエントリーを抑える安全装置として働くことがあります。
このインジケーターは「速さを上げる」道具ではなく、判断を安定させるための道具だと捉えると使いやすいです。

「見た目」がこう変わる|標準RSI vs 平滑RSI(比較の見どころ)

平滑RSIが役立つかどうかは、難しい理屈よりも “見た目の差” を確認するのが一番早いです。
ここでは、標準RSIと平滑RSIを同じチャートで見比べるときに、どこを見るべきか(=ダマシが減るかを判断するポイント)を整理します。

比較するときのチェックポイント

まずは、標準RSI(RSI 14)と平滑RSI(例:SMMA 14)を同時に表示し、次の3点を見てください。

SmoothdRSI
SmoothdRSI

1) 折り返し回数が減っているか

ダマシが増えるときのRSIは、70/30付近に限らず、全体的に折り返しが多くなりがちです。
平滑RSIでは、ラインの角が丸くなることで、小さな折り返しが減る傾向があります。

  • 標準RSI:ちょっとした戻しで反転の形が出やすい
  • 平滑RSI:小さい反転は無視され、なだらかに推移しやすい

折り返し回数が明確に減るなら、あなたの相場環境では「ノイズの影響が強い」可能性が高く、平滑化のメリットが出やすいです。

2) 70/30の“ちょいタッチ”が減っているか

RSIの逆張りが刺さりやすいのは、70/30に「触れた」だけで反応してしまうケースです。
平滑RSIでは、短期の上下が平均化されるため、一瞬だけ触れる動きが減ることがあります。

  • 標準RSI:70/30に触れてすぐ戻る(=判断が増える)
  • 平滑RSI:そもそも触れない、触れるなら“継続した勢い”がある場面になりやすい

ここが改善されると、「入る回数が減り、迷いも減る」形になりやすいです。

3) 50付近のフラつきが落ち着くか

RSIの50は「上と下の境目」として使われやすいラインです。
しかしレンジや小さな上下が多い相場では、RSIが50付近を行ったり来たりして、方向判断が難しくなることがあります。

平滑RSIで50付近のフラつきが減り、“上側に滞在する時間”や“下側に滞在する時間”が見やすくなるなら、方向性の整理に使いやすくなります。


平滑化を強くしすぎた時のサイン(遅れ過多・チャンス減)

平滑RSIは「滑らかになればなるほど良い」わけではありません。平滑化が強すぎると、ノイズだけでなく“必要な変化”まで潰してしまい、使いづらくなります。見た目で判断するなら、次のサインが出たら“やりすぎ”の可能性があります。

  • 反転のタイミングが明らかに遅れ、価格がかなり動いた後にしか変化が出ない
  • 70/30にほとんど到達せず、オシレーターとしての情報量が減る
  • ラインがずっと同じ方向に見えて、切り替わりが分かりにくい
  • 短期足で“反応が遅すぎて”検証しづらい(体感的にズレが大きい)

この場合は、次の順番で調整すると迷いにくいです。

  1. 平滑化期間を下げる(例:14 → 10)
  2. 平滑化方式を反応が早いものへ(例:SMMA → EMA、WMA)
  3. 水平ラインの使い方を見直す(70/30に固執しない)

ダマシを減らす基本設定(まずはここから)

ここからは、実際に「どの設定から試すべきか」を具体的に整理します。
結論としては、最初は RSI(14)+SMMA(14) を基準にするのがおすすめです。理由は、ノイズを減らす方向に寄せつつ、遅れが出すぎないバランスになりやすいからです。

おすすめ初期値:RSI(14)+SMMA(14)

まずの基準設定はこれでOKです。

  • RSI Period:14
  • Smoothing Method:SMMA
  • Smoothing Period:14
  • Levels:70 / 50 / 30(デフォルトのまま)

この状態で標準RSIと見比べると、「折り返し回数」「70/30へのちょいタッチ」「50付近のフラつき」がどう変わるかを確認できます。

調整するときは、いきなり全部を変えないのがコツです。
最初は“期間だけ”を触ると変化が読み取りやすくなります。

  • ノイズがまだ多い → Smoothing Period を上げる(例:14 → 20)
  • 遅れが気になる → Smoothing Period を下げる(例:14 → 8)

水平ライン(70/50/30)の考え方(“シグナル”ではなく“状態整理”)

RSIの水平ラインは、よく「70を超えたら売り」「30を割ったら買い」といったルールで使われます。ただ、この記事のテーマは「ダマシを減らす」なので、ここは考え方を少し変えます。

平滑RSIでの水平ラインは、エントリーの引き金(サイン)というより、
相場の状態を整理するための目安として使う方が噛み合いやすいです。

たとえば、次のような読み方です。

  • 70付近:勢いが上側に偏っている(過熱“かもしれない”が、反転確定ではない)
  • 30付近:勢いが下側に偏っている(同上)
  • 50:上側/下側どちらの時間が長いかを見る(偏りの確認)

この読み方にすると、70/30に触れた瞬間に機械的に逆張りするよりも、「勢いが偏っている状態で何が起きているか」を落ち着いて観察できます。結果的に、RSIの“反応しすぎ”に巻き込まれにくくなります。

Clamp to 0–100 の意味(0〜100に収めて表示を安定させる)

このインジケーターには Clamp to 0–100 という設定があります。これは、平滑化後の値を 0〜100の範囲に収める(はみ出したら丸める) ためのオプションです。

RSIは本来0〜100ですが、実装や計算の都合、データ不足の区間などで、まれにわずかに範囲外の値が出たり、表示が不安定に見えることがあります。Clampを有効にしておくと、そういったケースでも表示が安定しやすくなります。

  • 基本は ON(true)推奨
  • 特別な理由がなければ触らなくてOK

この章で「まず試すべき基準」が固まりました。次は、SMA/EMA/WMA/SMMA/ALMAの違いを、“ダマシを減らす観点”で分かりやすく選べるように整理します。

平滑化方式の選び方(SMA/EMA/WMA/SMMA/ALMA)

平滑RSIで迷いやすいのが、「平滑化方式をどれにすればいいか」です。結論から言うと、どれが正解というより “ノイズを減らしたいのか/反応も残したいのか” のバランスで選ぶのが現実的です。

ここでは、ダマシを減らす観点で各方式の特徴を整理し、最後に「迷ったときの選び方」までまとめます。


SMA:シンプルで癖が少ない(ただし遅れやすい)

SMA(単純移動平均)は、一定期間の値を同じ重みで平均します。
特徴は、挙動が分かりやすく、変な癖が出にくいことです。

  • 良い点:シンプル/安定/説明しやすい
  • 注意点:反応が遅れやすい(特に期間を上げると顕著)

「まずは仕組みを理解しながら試したい」「一番ベーシックな動きで見たい」場合に向きます。


EMA:反応が速め(ノイズも残りやすい)

EMA(指数平滑移動平均)は、直近の値により大きな重みを置きます。
そのため、平滑化しているのに“意外とキビキビ動く”のが特徴です。

  • 良い点:反応が早い/短期でも使いやすい
  • 注意点:ノイズが残りやすい(ダマシが完全には減らないことも)

「短期足で使いたい」「遅れが苦手」「ノイズは多少残っても反応を優先したい」ならEMAが候補になります。


WMA:直近重視でキレが出やすい(急に曲がることもある)

WMA(加重移動平均)は、期間内で直近ほど重みが大きくなる平均です。
EMAと同様に直近重視ですが、WMAは“重みの付け方”の違いで、局面によっては曲がり方がはっきり出ることがあります。

  • 良い点:反応は比較的速い/動きが分かりやすい
  • 注意点:相場によっては急に曲がって見えることがある(過敏に感じる場合も)

EMAよりも「動きの輪郭が出る」印象を好む人に向きます。


SMMA:滑らかになりやすい(ダマシ低減の基本にしやすい)

SMMA(平滑移動平均)は、Wilder系の“なだらかさ”が出やすい方式です。
本記事でのデフォルト(SMMA・期間5)も、この「ノイズ減の効果」と「遅れのバランス」を取りやすいことが理由です。

  • 良い点:ノイズが減りやすい/落ち着いた見た目になりやすい
  • 注意点:反応はやや遅くなる(特に期間を上げると)

「RSIの折り返し回数が多すぎる」「70/30のちょいタッチが多い」タイプの悩みには、まずSMMAが噛み合いやすいです。


ALMA:滑らかさと反応のバランスを調整できる(パラメータが増える)

ALMA(Arnaud Legoux Moving Average)は、Offset と Sigma によって重み付けを調整できる方式です。
ざっくり言うと、“滑らかだけど不自然に遅れすぎない”寄せ方がしやすいのが特徴です。

  • 良い点:調整幅が大きい/バランスを作りやすい
  • 注意点:Offset・Sigmaの分だけ設定が増える(迷いやすい)

「SMMAだと遅いけど、EMAだとノイズが残る」という場合に、ALMAは選択肢になりやすいです。
ただし、最初からALMAで追い込むより、まずSMMA/EMAで“方向性”を掴んでからALMAに行く方が迷いません。


迷ったときの選び方(最短ルート)

最後に、選ぶ手順をテンプレ化します。

  1. まずは SMMA(14)(基準)
  2. 遅れが気になる → EMA(14)WMA(14) に変更
  3. ノイズがまだ多い → 期間を上げる(例:14→20)※上げすぎ注意
  4. 「SMMAは遅い/EMAは騒がしい」の中間が欲しい → ALMA を試す

この順番で触れば、「どこをどう変えたら、見た目がどう変わるか」が把握しやすく、検証もしやすいです。


次は、用途別(スキャル寄り/デイトレ寄り/トレンドフォロー補助)で、そのまま使える設定例をまとめます。

デイトレ寄り(M15〜H1)で判断を安定させる設定

M15〜H1は、RSIを使いやすいレンジです。平滑化の効果も出やすく、遅れのデメリットも比較的受けにくい傾向があります。

設定例A(基準:デフォルト)

  • RSI Period:14
  • Smoothing Method:SMMA
  • Smoothing Period:14
  • Levels:70 / 50 / 30
  • Clamp to 0–100:ON

設定例B(レンジの往復が多い時)

  • RSI Period:14
  • Smoothing Method:SMMA
  • Smoothing Period:20
  • Levels:70 / 50 / 30(必要なら 80 / 50 / 20 も検討)
  • Clamp to 0–100:ON

見方のコツ

  • 「70に触れた=売り」ではなく、70付近の“滞在時間”を観察する
  • 50を跨ぐ頻度が減っているなら、平滑化のメリットが出ています
  • チャンスが減ったと感じたら、平滑化期間を下げる(7→5→3)

トレンドフォロー補助(押し目・戻り)として使う設定

トレンドフォローでRSIが迷いを生むのは、「上昇中なのにRSIが高い」「下落中なのにRSIが低い」という場面です。
この用途では、平滑RSIを「逆張り判断」ではなく、“勢いが上側/下側に偏っている状態”の確認として使うのがポイントです。

設定例A(トレンドの偏りを見たい)

  • RSI Period:14
  • Smoothing Method:SMMA
  • Smoothing Period:14
  • Levels:60 / 50 / 40(※70/30より実用的なことが多い)
  • Clamp to 0–100:ON

設定例B(反応も残しつつ偏りを見る)

  • RSI Period:14
  • Smoothing Method:EMA
  • Smoothing Period:14
  • Levels:60 / 50 / 40
  • Clamp to 0–100:ON

見方のコツ

  • 50より上に“長くいる”なら上側優勢、下なら下側優勢
  • 押し目で一時的に下げても、平滑RSIが50を割らないなら「勢いはまだ上側」など、状態整理に使えます
  • 70/30は使っても良いですが、トレンド中は張り付きが起きやすいので、60/40の方が判断しやすいことがあります

補足:標準RSIを同時に出して見比べたい場合(隠し機能)

「平滑RSIだけだと遅れが分かりにくい」と感じる場合は、標準RSIも同時表示して比較すると調整が楽です。
本インジケーターでは Base RSI Color を None 以外にすると、標準RSIが表示されます(デフォルトは非表示)。


次は、上の設定例を“自分の手法に合うか”を短時間で判定するために、検証手順(比較のやり方・見るポイント・調整順)をまとめます。

検証手順|あなたの手法に合うかを5分で確認する

平滑RSIは「入れたら勝てる」タイプの道具ではなく、あなたの手法の判断を安定させるかを確認してから使うのが前提です。ここでは、難しい検証ではなく、チャート上で5分程度でできる“相性チェック”の手順をまとめます。

ポイントは、いきなり最適化しないこと。
同じ条件で標準RSIと平滑RSIを並べて、迷いが減るかだけを先に見ます。


同じチャートで標準RSIと平滑RSIを重ねて比較(基準)

  1. 普段トレードする通貨ペア・時間足を開く
  2. 標準RSI(RSI 14)を表示する
  3. Smoothed RSI を追加し、まずは基準設定にする
    • RSI Period:14
    • Smoothing Method:SMMA
    • Smoothing Period:5
    • Levels:70 / 50 / 30
  4. Smoothed RSI 側で、必要なら「Base RSI Color」を設定して、標準RSIを同時表示する
    (デフォルトは非表示なので、比較したいときだけ色を付けるのが便利です)

この状態で「標準RSIの“忙しさ”がどれくらい落ち着くか」を見ます。


確認する3項目(ここだけ見ればOK)

比較で見るポイントは、次の3つに絞ります。

1) 折り返し回数が減っているか(エントリー根拠が増えすぎていないか)

標準RSIでは反転のように見える箇所が、平滑RSIでは滑らかになって「反転に見えにくい」なら、ダマシの原因だったノイズが減っています。
ここが改善されると、“入る回数”や“迷う回数”が減りやすいです。

2) 70/30の“ちょいタッチ”が減っているか(無駄な判断が減るか)

標準RSIで「触れた→戻る」が多い場所を、平滑RSIがどう描くかを見ます。
平滑RSIでタッチが減る/タッチしても継続があるなら、短期ノイズに反応しすぎていた可能性が高いです。

3) 50付近が落ち着くか(方向判断が整理できるか)

50の上下を行き来する頻度が減り、上側/下側の滞在が分かりやすくなるなら、状態整理の効果が出ています。
逆に、50付近が変わらず忙しいなら、平滑化を強めるか、用途(時間足・相場環境)を見直す余地があります。


合わない場合の調整順(迷わないテンプレ)

「微妙だな」と感じた場合は、次の順番で調整すると迷いません。
(いきなり全部変えると、何が効いたのか分からなくなります)

1) 平滑化期間を動かす(最優先)

  • ノイズがまだ多い → 期間を上げる(5 → 7 → 9)
  • 遅れが気になる → 期間を下げる(5 → 3)

※上げすぎると“遅れ過多”になりやすいので、まずは9くらいまでで十分です。

2) 平滑化方式を変える(次に)

  • 遅れが気になる → EMA か WMA に変更
  • ノイズをもっと減らしたい → SMMA を維持し、期間を少し上げる
  • 中間のバランスを作りたい → ALMA を試す(Offset/Sigmaは後で微調整)

3) 水平ラインの使い方を変える(最後)

70/30にこだわりすぎて迷う場合は、トレンドフォロー補助として 60/50/40 に変更するだけで、読みやすくなることがあります。
(“過熱”というより、“偏り”を見る使い方に寄せるイメージです)


5分チェックの合格ライン(これなら導入する価値あり)

次のうち2つ以上当てはまれば、平滑RSIを使う価値が出やすいです。

  • 標準RSIより折り返しが明確に減った
  • 70/30のちょいタッチが減り、判断回数が減りそう
  • 50付近のフラつきが減って方向整理がしやすい
  • “入る場所”が厳選されそう(=無理な逆張りが減りそう)

次は、記事として「ダウンロードと使い方(MT4/MT5)」の章を作り、インストール手順やパラメータの説明、標準RSIの隠し表示の方法までまとめます。

ダウンロードと使い方(MT4)

ここでは、Smoothed RSI(平滑RSI)の導入手順と、最低限おさえておきたいパラメータの意味をまとめます。
このインジケーターは「サインを出す」タイプではなく、平滑化されたRSIラインを表示して、判断を安定させるための分析用ツールです。


インストール手順

Smoothed RSI は、MT4マーケットからインストールできます。
MT4の「マーケット」タブで「SmoothedRSI」と検索すると表示されるので、そこからダウンロードしてチャートに適用してください。

Smoothed RSI-Markets

(補足)マーケットから入れたインジケーターは、通常の手動コピーと違い、MT4側の管理下でインストールされます。表示されない場合は、MT4の再起動やナビゲータの更新を行うと解決することがあります。


パラメータ一覧(重要なところだけ)

Smoothed RSIは、まず RSI Period(標準RSIの期間) を決め、その後に Smoothing(平滑化) を設定する構造です。

RSI

  • RSI Period
    RSIの計算期間です。デフォルトは 14。まずはここは変えずに、平滑化側で調整するのがおすすめです。

Smoothing(平滑化)

  • Smoothing Method
    平滑化方式を選びます(SMA / EMA / WMA / SMMA / ALMA)。
    迷ったら SMMA を基準にすると、ノイズが減りやすく扱いやすいです。
  • Smoothing Period
    平滑化の期間です。デフォルトは 5
    ノイズが多いなら少し上げ、遅れが気になるなら下げます(5→7、または5→3)。
  • ALMA Offset / ALMA Sigma(ALMA選択時のみ)
    ALMAを選んだ場合だけ有効になる追加パラメータです。
    「滑らかさ」と「反応」を調整するための項目なので、最初はSMMA/EMAで感覚を掴んでから触ると迷いません。

Levels(水平ライン)

  • Upper / Middle / Lower
    デフォルトは 70 / 50 / 30
    逆張りの引き金ではなく、状態整理の目安として使うのが基本です。
    トレンド補助なら 60 / 50 / 40 にするのも選択肢です。

Display(表示)

  • Line Width
    平滑RSIラインの太さです。
  • Clamp to 0–100
    出力を0〜100に収め、表示を安定させるオプションです。基本はON推奨です。

標準RSIを“隠し表示”する方法(Base RSI Color)

このインジケーターは、基本は 平滑RSIのみ表示する設計です。
ただし、比較や調整のために「標準RSIも一緒に見たい」場合があります。

そのときは、Base RSI Color(標準RSIの色)None以外に設定してください。
色を指定すると標準RSIが表示され、Noneに戻すと再び非表示になります。

  • 普段は:標準RSIは 非表示(None)
  • 比較したい時だけ:色を指定して 表示

この動作にしておくと、チャートがごちゃつかず、必要なときだけ標準RSIを呼び出せます。

よくある質問(FAQ)

平滑化すれば必ずRSIのダマシは減りますか?

必ず減るとは言い切れません。平滑化は「短期ノイズ」を抑える効果が期待できますが、相場が荒れている、レンジの往復が極端、時間足が短すぎるなどの場合は、平滑化しても判断が難しいことがあります。
ただし、標準RSIで「折り返しが多すぎる」「70/30のちょいタッチが多い」と感じているなら、平滑RSIで迷いが減る可能性は高いです。

おすすめの平滑化方式はどれですか?

迷ったら SMMA から始めるのがおすすめです。ノイズを減らしやすく、動きが落ち着くため「ダマシ対策」の目的と相性が良いからです。
遅れが気になる場合は EMAWMA に切り替えると、反応を残したまま平滑化できます。
「SMMAは遅いけどEMAはうるさい」という中間が欲しいときは、調整幅のある ALMA を試す価値があります。

平滑化期間は大きいほど良いですか?

大きいほどノイズは減りやすい一方で、反応も遅くなります。
「ダマシを減らしたい」目的でも、平滑化を強くしすぎると必要な変化まで潰れてしまい、チャンスが減ったように感じることがあります。まずは 期間5 を基準にして、必要に応じて 3〜9 の範囲で調整するのが現実的です。

RSI期間(RSI Period)は変えた方がいいですか?

基本は 14のまま で問題ありません。RSI期間まで動かすと、変化の原因が分かりにくくなります。
まずは「RSIは14固定」で、平滑化方式と平滑化期間だけを調整する方が、検証がスムーズです。

70/50/30の水平ラインはどう使うのが正解ですか?

水平ラインは、エントリーの引き金というより 状態整理の目安として使うと安定します。
特に平滑RSIでは、70/30に触れた瞬間に機械的に逆張りするより、「勢いが上側(下側)に偏っている状態か」を見た方が噛み合いやすいです。
トレンドフォロー補助として使う場合は、70/30より 60/50/40 の方が読みやすいこともあります。

標準RSIも一緒に表示できますか?

できます。デフォルトでは平滑RSIのみ表示されますが、パラメータの Base RSI ColorNone以外に設定すると標準RSIが表示されます。比較したいときだけ色を付け、普段はNoneに戻す使い方がおすすめです。

Clamp to 0–100 は何のためにありますか?

平滑化後の値を 0〜100の範囲に収めて表示を安定させるためのオプションです。基本はON推奨で、特別な理由がなければ触らなくて大丈夫です。

他のオシレーター(ストキャスなど)にも同じ考え方は使えますか?

考え方は応用できます。オシレーター系は短期ノイズの影響を受けやすいので、「反応しすぎて判断が増える」なら平滑化の発想は有効です。ただし、指標ごとにレンジや特性が違うため、同じ設定がそのまま最適になるとは限りません。まずは比較表示で“見た目が落ち着くか”を確認するのが確実です。

まとめ|「RSIの反応しすぎ」を抑えるだけで判断が安定する

RSIのダマシが増える原因は、相場や時間足によってRSIが短期ノイズに反応しすぎ、70/30付近の“ちょいタッチ”や折り返しが多くなることにあります。
そこで有効になりやすいのが、RSIの値をさらに平滑化してノイズを抑える Smoothed RSI(平滑RSI) です。

平滑RSIは万能ではなく、平滑化の分だけ反応は遅れます。ただ、その遅れが「早すぎる判断」を抑える働きになり、結果としてダマシが減るケースがあります。まずは基準として RSI Period=14/SMMA=5 から始め、標準RSIと見比べながら、期間や方式(EMA/WMA/ALMA)を調整するのが最短ルートです。

ダウンロードは、MT4のマーケットで 「SmoothedRSI」 と検索すれば表示されます。まずは同じチャートで標準RSIと平滑RSIを並べ、折り返し回数・70/30のタッチ・50付近のフラつきがどう変わるかを確認してみてください。判断が落ち着き、迷いが減るなら、あなたの手法にとって導入する価値があるはずです。

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