【無料】トレンドフォローEAを同条件で検証|MT4バックテスト比較で分かった“勝てる候補”と見送り

【無料】トレンドフォローEAを同条件で検証
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無料のトレンドフォローEAって、名前は良さそうでも「本当に使えるか」は別問題です。勝率だけ見ると優秀に見えるのにPFが伸びなかったり、取引回数が少なくてたまたま勝っているだけだったり、DDが大きくて一度の急変で一気に崩れる――そんな“あるある”が普通に起きます。

そこでこの記事では、無料トレンドフォローEAを21本まとめて同じルールで検証し、数字ベースで 「残す候補」と「保留(再検証枠)」、そして**「見送り」**をはっきり仕分けしました。見るのは勝率だけではなく、PF・DD・取引数まで含めて「勝っている理由があるか」「負け方が致命的じゃないか」をチェックしています。

読み終わるころには、無料EA選びで迷いやすいポイント――
“勝率が高いのに危ないEA”と、“派手さはないけど堅実に残るEA”の違いが見えてきます。
まずは結論から、今回の検証で勝ち残った候補
をチェックしていきましょう。


なお、無料EAを「トレンドフォロー以外の戦略」も含めて横断的に比較したい人は、以下のまとめ記事も先にチェックしておくと全体像がつかみやすいです。
【完全版】無料EA検証まとめ|戦略別に厳選比較(スキャル・ブレイクアウト・グリッド他)【MT4】

目次

この記事で分かること(結論:残す候補/保留/見送りをデータで判断)

無料のトレンドフォローEAは、「トレンドに乗る」と書いてあっても中身はバラバラです。
勝率が高い=優秀とは限らず、むしろ勝率が高いのに危ないパターンも普通にあります。

そこで本記事では、検証した無料トレンドフォローEA21本を、数字ベースで次の3つに仕分けします。

  • 残す候補:期待値(PF)が出ていて、ドローダウンも現実的。まずは次の検証に進めるEA
  • 保留(再検証枠):成績は悪くないが、取引数が少ない/条件依存が強そうで結論を急げないEA
  • 見送り:PFが伸びない、またはDDが大きすぎて事故率が高いEA(無料でも避けたいタイプ)

今回の評価軸(勝率よりPF・DD・取引数を重視)

この記事で主に見るのは、この3つです。

  • PF(プロフィットファクター):長期的にプラスになりやすいか(=期待値の目安)
  • DD(最大ドローダウン):一撃で崩れないか(=事故りやすさの目安)
  • 取引数:結果が“たまたま”ではないか(=統計としての見やすさ)

勝率はもちろん参考になりますが、無料EAの検証では勝率だけで判断すると失敗しやすいので、あえて優先度を下げます。
(例:勝率が高いのにPFが低い=「小さく勝って大きく負ける」可能性がある、など)

注意:グリッド・ヘッジが混ざるEAは“手法”ではなく「運用ロジック」として扱う

中には「トレンドフォロー」と説明しつつ、グリッド(追加ポジ)やヘッジを組み合わせているEAもあります。
TOKYO-EAの方針として、これは手法(トレンドフォロー)というよりポジション管理/資金管理の色が強い要素なので、同列に“トレンドフォローEA”として持ち上げないように注意しながら評価します。

検証した「無料トレンドフォローEA」一覧(MT4)

今回検証したのは、無料で入手できるトレンドフォローEA 21本です。
同じ「トレンドフォロー」と言っても、中身はかなり幅があります。移動平均のクロスで素直に追随するものもあれば、ATRやADXで“トレンドの強さ”をフィルタするもの、ボリンジャーバンドのブレイクでエントリーするもの、さらに独自インジや複合ロジックで判断するものまでさまざまです。

そのため本記事では、まず一覧表で「全体像」を掴み、次に 成績(PF/DD/取引数)で残す候補を仕分ける流れで読み進めてください。

まずは比較表をチェック(PF・DD・取引数の3点が軸)

EA名取引数勝率PFDD指標
TrendNavigator Robot6100%0.01%Parabolic SAR
Gbpusd Pivots Trend Master MT43781.08%5.774.64%Pivot、QQE
Golden trend finder Simple EA7350.68%1.544.05%移動平均、CCI、Parabolic SAR
Trend Wave Catcher14841.89%1.533.40%移動平均、ATR
Ultimate trend sniper Simple7153.52%1.54.00%移動平均、ATR
MACD Trend FREE5743.86%1.59.09%MACD
Trend rollback ea FREE757.14%1.0870.64%独自インジケーター
Trend Exploit Free5462.96%10.40%Bollinger Bands
The trend pigs7964.56%0.980.65%移動平均
SurfingTrendLight61145.17%0.941.71%移動平均
Free Parabolic SAR EA7138.03%0.7912.42%Parabolic SAR
Trend Correction Free9332.26%0.767.16%ADX、CCI、RSI
Trend Tracer EA MT45139.22%0.73.82%
Trend Analizer Bot3043.33%0.520.54%移動平均、Bollinger Bands
Trend Catcher EA Pro8898.86%0.431.31%独自インジケーター
TrendChaser29582.37%0.3540.87%ADX、DI
Trend monkey4060.00%0.2621.28%
Hige Trend332598.47%0.239.72%
Trend Follower MQLSquare MT4130774.29%0.1285.12%
Quantum Trend QLfx1414.29%0.0695.92%Trend Analyzer(名
独自インジケーター
Ema trend Robot1118.18%0.0196.24%移動平均

一覧表では、勝率よりも次の3つを優先して見ていきます。

  • PF:プラスの期待値があるか(1.0を下回ると厳しめ)
  • DD:どれくらい沈む可能性があるか(大きいほど事故りやすい)
  • 取引数:結果が偶然ではないか(少ないEAは“保留”に回しやすい)

特に無料EAは、勝率だけ高く見えるのにPFが弱いケースが混ざりやすいので要注意です。
勝率が90%台でも、PFが低いなら「小さく勝って大きく負ける」構造になっている可能性があります。

同じ土俵に乗せるため、通貨ペア・時間足は“推奨設定”を優先

今回の一覧には、GBPUSD・USDJPY・EURJPY・XAUUSDなど通貨ペアも時間足も混在しています。
本来なら条件を完全統一した方が比較としては綺麗ですが、無料EAは「推奨設定ありき」で作られていることも多く、条件を統一しすぎると“本来の性能”が見えにくくなることがあります。

そこで本記事では、基本方針として 開発者推奨の通貨ペア/時間足を尊重し、推奨が未記入のEAだけ EURUSD・H1で揃えて検証しています。
(※詳細な検証条件は次の章でまとめます)

このあと「残す候補/保留/見送り」に仕分けしていく

一覧表を見た段階で、すでに特徴的な傾向が出ています。

  • **PFが1.3〜1.5台で、DDも一桁台の“堅実寄り”**が一部ある
  • 取引数が少なすぎて判断しづらいEAがある(=保留枠)
  • DDが極端に大きいEAも混ざっており、無料でも避けたいタイプが見える
  • 勝率が異常に高いのにPFが低いEAは、数字の整合性を疑うべきサイン

次の項目から、検証条件を明示したうえで、データを根拠に「勝ち残り」を判定していきます。

バックテスト条件(同条件で公平に比較)

今回の検証は、21本の無料トレンドフォローEAをできるだけ同じ前提で比べるため、条件を次のように統一しました。

  • EA設定:すべてデフォルト
  • 初期資金:1,000,000円(100万円)
  • 通貨ペア/時間足:開発者推奨(未記入は EURUSD・H1
  • 期間:2024.01.01~2025.01.01
  • MT4環境:TITAN FX
  • スプレッド固定:メジャー0.2/クロス円0.5/XAUUSD 1.0 pips

注意点(免責):バックテスト=将来の利益を保証するものではありません

当然ですが、バックテスト結果は将来の利益を保証しません。
相場環境の変化、スプレッドの拡大、約定の滑り(スリッページ)などにより、実運用の結果は変わります。この記事はあくまで、無料トレンドフォローEAを選ぶ際に「避けるべきパターン」や「再検証する価値がある候補」を見つけるための材料として活用してください。

結論|今回“残す候補”になった無料トレンドフォローEA(一次通過)

21本を並べてみると、勝率が高いEAもあれば、DDが極端に大きいEAもあり、正直「同じトレンドフォロー」という括りだけでは判断できません。
そこで今回は、まず**“残す価値があるか”を決める一次通過ルール**を置いて、データで仕分けしました。

一次通過の基準(今回の判断ルール)

今回の記事では、次の3点を満たすものを「残す候補」として扱います。

  • PF:1.30以上(期待値がプラス寄りか)
  • DD:10%未満(致命傷になりにくい範囲か)
  • 取引数:50以上(結果が偶然に寄りすぎていないか)

この基準で見ると、今回の検証で一次通過したのは4本でした。

Golden trend finder Simple EA7350.68%1.544.05%移動平均、CCI、Parabolic SAR
Trend Wave Catcher14841.89%1.533.40%移動平均、ATR
Ultimate trend sniper Simple7153.52%1.54.00%移動平均、ATR
MACD Trend FREE5743.86%1.59.09%MACD

残す候補①:Trend Wave Catcher(USDJPY / H1)

Trend Wave Catcher

取引数148 / PF1.53 / DD3.40% / 勝率41.89%
短期MAと長期MAのクロスでエントリーし、別設定のMAクロスで決済する「エントリーと決済を分けた」設計。勝率は高くないものの、PFとDDのバランスが良く、数字の整合性が取りやすい結果でした。
向いている人:USDJPYで“派手さより安定”を優先したい人/トレンドフォローの土台を作りたい人

残す候補②:Golden trend finder Simple EA(XAUUSD / M5)

Golden trend finder Simple EA

取引数73 / PF1.54 / DD4.05% / 勝率50.68%
SMA/EMA・CCI・SARに加えてATRでボラ条件も見る複合型。ゴールドの短期(M5)で、条件が揃うところだけを狙うタイプとして数字がまとまりました。
向いている人:XAUUSDの短期トレンドを狙いたい人(ただしロット管理は慎重に)

残す候補③:Ultimate trend sniper Simple(XAUUSD / M5)

Ultimate trend sniper Simple

取引数71 / PF1.50 / DD4.00% / 勝率53.52%
2段階MAクロス+上位足EMAフィルタ+ATRという“ダマシを減らす”方向の構成。こちらもXAUUSDのM5で、PFとDDの形が良い結果でした。
向いている人:短期でも“方向フィルタを重視”したい人/裁量の補助ロジックとして見たい人

残す候補④:MACD Trend FREE(EURJPY / H1)

MACD Trend FREE

取引数57 / PF1.50 / DD9.09% / 勝率43.86%
MACDベースでEURJPY/H1推奨。DDは他の候補よりやや大きいものの、基準内に収まり、取引数も最低ラインを満たしたため一次通過に入れました。
向いている人:クロス円でトレンドフォローを検証したい人/まずは“候補として残す”判断をしたい人


この4本が「次の検証に進める価値がある候補」です。
次は 「保留(再検証枠)」。数字が強いのに取引数が少ないEAや、条件依存が強そうで結論を急げないEAを整理していきます。

見送り|PFが伸びないEA・DDが大きいEA(地雷パターン)

ここからは、今回の検証で「無料でもおすすめしにくい」と判断したEAを整理します。
理由はシンプルで、**PFが伸びない(期待値が弱い)**か、**DDが大きすぎる(事故率が高い)**のどちらか(または両方)です。

無料EAは試しやすい反面、危ないパターンに気づかず稼働しがちなので、見送りの基準も“数字で言語化”しておきます。

見送りパターン①:PFが1.0未満(期待値が厳しい)

PFが1.0を下回るEAは、トータルでプラスになりにくい構造になっている可能性が高いです。
相場がハマる期間はあっても、長期で見ると優位性が薄い(またはマイナス寄り)ため、基本は見送りに回します。

今回PFが1.0未満だった例:

  • Free Parabolic SAR EA(PF0.79 / DD12.42%)
  • Trend Correction Free(PF0.76 / DD7.16%)
  • SurfingTrendLight(PF0.94 / DD1.71%)
  • The trend pigs(PF0.98 / DD0.65%)
  • Trend Analizer Bot(PF0.52 / DD0.54%)
  • Trend Tracer EA MT4(PF0.70 / DD3.82%)

※DDが浅いEAもありますが、PFが伸びない以上「堅実に増える候補」とは言いにくく、残す優先度は下がります。

見送りパターン②:DDが大きすぎる(事故率が高い)

DDが極端に大きいEAは、勝率が高く見えても、一度の崩れで資金が致命傷になります。
無料EAでまず避けたいのは、このタイプです。

今回DDが極端に大きかった例:

  • Quantum Trend QLfx(PF0.06 / DD95.92%)
  • Ema trend Robot(PF0.01 / DD96.24%)
  • Trend rollback ea FREE(PF1.08 / DD70.64%)
  • Trend Follower MQLSquare MT4(PF0.12 / DD85.12%)
  • TrendChaser(PF0.35 / DD40.87%)

こうしたEAは、短期の数字だけだと強そうに見えることがありますが、運用目線では「耐えられない下振れ」を踏む可能性が高く、見送りが無難です。

見送りパターン③:勝率が高すぎるのにPFが低い(“小さく勝って大きく負ける”疑い)

初心者が一番引っかかりやすいのがこのパターンです。
勝率90%台や98%といった数字は魅力的ですが、PFが低いなら「たまに来る負けが大きい」構造の可能性があります。

今回、数字の整合性という意味で注意したい例:

  • Hige Trend(勝率98.47% / PF0.23 / DD9.72%)
  • Trend Catcher EA Pro(勝率98.86% / PF0.43 / DD1.31%)

勝率の高さだけで判断せず、PFとDDもセットで見て「負け方が致命的にならないか」を確認するのが安全です。

参考:判断材料が少なすぎるEAは“結論を出さない”

取引数が一桁〜十数回のEAは、勝率やPFがどう出てもブレが大きく、偶然の影響を受けやすい領域です。
この層は「すごい/ダメ」の断定を避けつつ、基本は候補から外し、再検証できる状況になってから評価するのがおすすめです。

トレンドフォローEAでも中身が違う|タイプ別に特徴を整理

「トレンドフォローEA」と一口に言っても、実際は“何を根拠にトレンドと判断するか”で性格がまったく変わります。
ここを理解しておくと、検証結果の見え方がクリアになりますし、次にEAを選ぶときも「自分が求めるタイプ」に当たりを付けやすくなります。

移動平均(MA)系|いちばん王道。だまし対策は“フィルタ”次第

移動平均の並び・クロスで方向を決めるタイプ。構造が分かりやすく、トレンドフォローの基本形です。
ただしレンジではだましが増えやすいので、上位足フィルタやATRなどの“条件追加”で精度を上げる設計が多いです。

  • SurfingTrendLight(複数時間足MA+トレーリング)
  • Trend Wave Catcher(MAクロスでエントリー/別MAクロスで決済)
  • The trend pigs(MAクロス+任意フィルタ)
  • Trend Analizer Bot(MAクロス+ボリンジャー併用)
  • Ema trend Robot(デュアルEMA)

見方のコツ:MA系は「PFが伸びるか」だけでなく、DDがどう出るかが重要です。伸びる局面は伸びますが、レンジの負け方が大きいEAは運用がきつくなります。

MACD系|方向と勢いをまとめて見たいタイプに多い

MACDでトレンド方向を判断し、タイミングを取るタイプ。
方向感だけでなく“勢い(モメンタム)”も見られるので、トレンドが出ているときは気持ちよく乗りやすい反面、相場が鈍い局面では噛み合いにくいこともあります。

  • MACD Trend FREE(EURJPY/H1)

見方のコツ:勝率より、PFとDDのバランスで評価する方が判断が安定します。

Parabolic SAR系|転換点を拾いやすいが、レンジで振られやすい

SARのドットで転換を判断するタイプ。トレンド転換の初動を拾える可能性がある一方、レンジではドットが頻繁に反転しやすく、負けが積み上がることがあります。

  • Free Parabolic SAR EA
  • TrendNavigator Robot(SAR系で大きい値動き時にトレンド検出)

見方のコツ:SAR系はとくに**レンジでの負け方(DD)**が出やすいので、DDの数値を重視して見た方が安全です。

ブレイクアウト(ボリンジャー)系|「抜けたら乗る」タイプ。相場のハマり外れが大きい

ボリンジャーバンドのブレイクをエントリー/エグジットに使うタイプ。
トレンドが出る局面では強い一方、抜けたように見えて戻る相場では“だまし”を踏みやすいです。

  • Trend Exploit Free(ボリンジャーブレイク)
  • Trend Analizer Bot(MAクロス+ボリンジャー)

見方のコツ:勝率がそこまで高くなくても、PFが伸びてDDが抑えられているかがポイントです。

トレンド強度フィルタ系(ADX/DI・ATRなど)|“条件が揃ったときだけ”を狙う

トレンドが弱い局面を避けるために、ADX/DIやATRなどでフィルタをかけるタイプ。
エントリー回数は減りやすいですが、うまくハマると「だましを減らしてPFを上げる」方向に効きます。

  • TrendChaser(ADX/DI)
  • Trend Correction Free(ADX+任意でCCI/RSI)
  • Golden trend finder Simple EA(MA+CCI+SAR+ATR)
  • Ultimate trend sniper Simple(MAクロス+上位足EMA+ATR)

見方のコツ:フィルタ系は“厳しすぎると”取引数が減って評価が難しくなるので、取引数もセットで見ます。

ロジック不明・独自色が強いタイプ|数字が良くても“再現性”は慎重に

説明が少ない/独自インジ前提/利益目標に向けて売買を続ける、といったタイプは、仕組みが見えにくい分だけ評価を慎重にします。
特に、勝率が極端に高いのにPFが低いなど“数字の整合性”が崩れている場合は要注意です。

  • Quantum Trend QLfx(Trend Analyzerとだけ記載)
  • Trend Follower MQLSquare MT4(利益目標まで売買を続ける説明)
  • Trend Catcher EA Pro(専用インジ+2モード)
  • Hige Trend(説明が簡素)

見方のコツ:このタイプは「勝率」よりも、PF・DD・取引数の整合性を最優先で確認します。

無料トレンドフォローEAで失敗しない選び方(チェックリスト)

今回の検証でいちばん大きかった学びは、「無料トレンドフォローEAは“勝率”で選ぶと危ない」ということです。
見た目の派手さよりも、数字の整合性負け方の安全性を先に確認した方が、失敗確率を一気に下げられます。

ここでは、次に無料EAを探すときにも使い回せるように、判断基準をチェックリストとしてまとめます。

1) まずDDを見る(10%・20%がひとつの壁)

最初に見るべきはDDです。DDが大きいEAは、どれだけ良さそうに見えても「資金が耐えられない」可能性があります。

  • DDが10%未満:まず候補として残しやすい
  • DDが10〜20%:ロットを落として再検証前提
  • DDが20%超:無料検証では基本見送り(事故りやすい)

今回も、DDが極端に大きいEAは見た目の数字と関係なく、運用目線で厳しい結果になりました。

2) 次にPFを見る(1.0未満は“期待値が厳しい”)

PFは「長期的にプラスになりやすいか」の目安です。

  • PFが1.3以上:候補として残しやすい
  • PFが1.0〜1.3:相場次第。得意不得意を疑う
  • PFが1.0未満:基本は見送り(長期では厳しい可能性が高い)

無料EAで遠回りしやすいのは、PFが弱いのに「雰囲気で良さそう」と判断してしまうパターンです。

3) 取引数が少ないEAは“結論を急がない”

取引数が少ないと、PFも勝率も簡単にブレます。
派手な数字が出ても「たまたま」の可能性が高いので、保留に回すのが安全です。

  • 50回以上:まずは比較の土俵に乗せやすい
  • 30〜49回:保留寄り(期間を伸ばして再検証)
  • 〜29回:参考扱い(良くても断定しない)

4) 「勝率が高いのにPFが低い」は黄色信号

勝率90%台や98%は魅力的に見えますが、PFが低いなら要注意です。
この組み合わせは、小さく勝って大きく負ける設計の可能性があります。

見るべきは「勝率」よりも、PFとDDの整合性です。

5) 推奨ペア・推奨時間足があるEAは“前提込み”で評価する

無料EAは、特定の通貨ペア/時間足に合わせて作られていることが多いです。
推奨設定があるEAは、まずその条件で検証し、それでも成績が崩れないかを追加で確認します。

逆に推奨が未記入のEAは、条件次第で結果が変わりやすいので、評価は慎重にするのが無難です。

6) XAUUSD・M5は“強く見えやすい”ぶんロット管理が必須

ゴールド×短期足はトレンドが伸びる局面もあり、数字が良く見えることがあります。
一方で、ボラティリティが大きいので、同じ感覚でロットを張るとDDが跳ねやすいのも事実です。

「成績が良い=そのまま運用」ではなく、ロットを落として耐える設計にするのが基本です。

よくある質問(FAQ)

勝率が高いのにPFが低いのはなぜ?

勝率は「勝った回数の割合」で、PFは「利益総額 ÷ 損失総額」です。
つまり、勝つ回数が多くても、負けたときの損失が大きいとPFは下がります。

よくあるのはこの2パターンです。

  • 小さく利確して、たまに大きく損切りする(勝率は上がるがPFが伸びない)
  • 含み損を長く抱える設計で、たまに大きな損失が出る(数字の見た目が崩れる)

だからこそ、勝率だけで判断せず、PFとDDもセットで見た方が安全です。

DDは何%までなら許容していい?

「正解」は運用者のロットやメンタル、資金量で変わりますが、検証記事としての目安は置けます。

  • 〜10%:比較的扱いやすい(候補に残しやすい)
  • 10〜20%:ロットを落として再検証前提
  • 20%超:無料EA検証では基本見送り(事故率が高い)

特に無料EAはロジックが不透明なものもあるので、DDが大きい時点で慎重に見た方が無難です。

トレンドフォローEAはレンジ相場でどうなる?

基本的にトレンドフォローは、レンジでは**だまし(往復ビンタ)**を踏みやすくなります。
そのため、レンジ回避の仕組みが弱いEAは、PFが伸びにくくDDが増えやすい傾向があります。

レンジに強くしたい場合は、ADX/ATRなどのフィルタが入っているか、または上位足の方向フィルタがあるかを確認すると判断しやすいです。

推奨設定が未記入のEAをEURUSD/H1で試すのは妥当?

推奨がない以上、比較のために共通条件を置くのは妥当です。
ただしその結果は「そのEAの本来性能」ではなく、**“条件が分からないEAを同条件で試した結果”**として解釈するのが正確です。

この記事でも、推奨未記入EAはEURUSD/H1で統一していますが、評価は断定しすぎず、必要なら再検証枠に回す方針にしています。

デフォルト設定のまま使うべき?最適化していい?

まずはデフォルトで検証するのが安全です。理由は2つあります。

  • 比較条件が揃うので、EA同士の差が見える
  • 過剰最適化(カーブフィッティング)で実運用が崩れるリスクを避けられる

最適化するなら、単発の最適化で結論を出すよりも、期間を分けて検証する・別条件でも崩れないかを見る、といった「再現性チェック」をセットにするのが大前提です。

まとめ|無料トレンドフォローEAは「勝率」より“数字の整合性”で選ぶ

無料のトレンドフォローEAは数が多く、説明もバラバラなので、雰囲気で選ぶと遠回りしがちです。今回21本を同条件で検証して分かったのは、勝率よりもPF・DD・取引数の整合性を見た方が、失敗を減らせるということでした。

今回の結論(仕分け)

  • 残す候補(一次通過)
    Trend Wave Catcher / Golden trend finder Simple EA / Ultimate trend sniper Simple / MACD Trend FREE
    → PFが伸びていて、DDも現実的。まずは次の検証に進めるタイプ。
  • 保留(再検証枠)
    Gbpusd Pivots Trend Master MT4
    → 数値は強いが取引数が少なく、結論を急ぐとブレやすい。
  • 見送り(おすすめしにくい)
    PFが伸びない、またはDDが大きすぎるEA
    → 無料でも避けたい“負け方が危ない”タイプが混ざっていた。

次にやるべきこと(ここから精度が上がる)

残す候補に入ったEAも、これで「勝てる確定」ではありません。次の一手はシンプルで、再現性チェックです。
期間を変える・相場局面を増やす・スプレッドを少し厳しくするなど、“条件が変わっても崩れないか”を確認すると、判断の精度が上がります。

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