【無料ダウンロード可】GMMAインジケーターとは?トレンドを視覚化するMT4ツール完全解説

GMMAインジケーターとは?トレンドを視覚化するMT4ツール完全解説のアイキャッチ

GMMA(Guppy Multiple Moving Average)は、複数の移動平均線を重ねてトレンドを視覚的にとらえるインジケーターです。

トレンドの強さや継続性を把握しやすく、初心者から上級者まで幅広く支持されています。この記事では、GMMAの仕組み・使い方・メリット・注意点までをわかりやすく解説。さらに、MT4に導入できる無料インジケーターのダウンロード方法やソースコードも掲載しています。

✅ 「GMMAを使ってトレンドフォロー型のトレード精度を高めたい」

そんな方は、この記事で基礎から実践まで学べます。

GMMAインジケーターのダウンロードはこちらからどうぞ!

Guppyチャート画像
GMMAインジケーター
目次

GMMAとは?|グッピー・マルチプル・ムービング・アベレージの基礎知識

GMMA(Guppy Multiple Moving Average)は、オーストラリアの著名トレーダー、**ダリル・グッピー(Daryl Guppy)**によって開発されたインジケーターです。

その名のとおり、複数の移動平均線(MA)を同時に表示することで、トレンドの方向性と強弱を視覚的に把握できるのが最大の特徴です。

GMMAは、以下のようなトレーダーに特に適しています:

  • トレンドフォロー型の中長期トレーダー
  • 視覚的にトレンド判断をしたいFX初心者
  • エントリータイミングよりも「流れに乗る」ことを重視する戦略志向のトレーダー

このインジケーターでは、**短期クラスター(短期移動平均線の集合)と長期クラスター(長期移動平均線の集合)**をそれぞれ別の色で表示し、それらの関係性から「トレンドの発生・継続・終了」を読み取ることができます。

トレード戦略をシンプルにしたい方や、複雑なインジケーターに頼りたくない方にとって、GMMAは強力なサポートツールとなるでしょう。

GMMAの仕組みと構成

GMMA(Guppy Multiple Moving Average)は、**短期と長期の2つの移動平均線グループ(クラスター)**から構成されるインジケーターです。

それぞれのクラスターは複数本の指数移動平均(EMA)で構成されており、トレンドの方向や強さを視覚的に捉えることを目的としています。

GMMAトレンド方向
GMMAトレンド方向

短期移動平均線クラスター(短期EMA群)

  • 構成期間: 3, 5, 8, 10, 12, 15(合計6本)
  • 役割: 短期的な市場参加者(デイトレーダーや短期投資家)の動きを反映
  • 特徴: 価格に対して敏感に反応し、トレンド転換の兆しを早期に示す

長期移動平均線クラスター(長期EMA群)

  • 構成期間: 30, 35, 40, 45, 50, 60(合計6本)
  • 役割: 長期投資家やファンド勢の平均的な売買行動を表現
  • 特徴: 遅行性があるが、トレンドの大局を把握するのに有効

この2つのクラスターが拡大・収束・クロスする様子を観察することで、以下のような情報が得られます:

  • トレンドの有無と方向性
  • トレンドの強さや勢い
  • トレンド転換の可能性

視覚的にトレンド構造を把握しやすいため、裁量トレードの判断材料として多くのトレーダーに利用されています。

GMMAのメリットとデメリット

GMMAは、視覚的にトレンドの強弱や方向性を捉えやすいという点で、多くのトレーダーに利用されているインジケーターです。しかし、すべての相場環境で万能というわけではありません。ここでは、GMMAの主なメリットとデメリットを整理して解説します。

✅ GMMAのメリット

  • トレンドの可視化が容易
     短期・長期の移動平均線が束になって推移するため、現在の相場が上昇・下降・横ばいのどれにあるかが一目で分かります。
  • トレンドの強さを判断できる
     短期と長期のクラスター間の“幅”を確認することで、トレンドの勢いや持続性を把握できます。
  • トレンド転換の兆しを早期に察知
     短期クラスターが長期クラスターをクロスする場面は、相場の転換シグナルとなることがあり、エントリーの参考になります。
  • 裁量判断をサポートする
     他のインジケーター(オシレーター系など)と組み合わせることで、相場分析の精度を向上させる補助ツールとしても優秀です。

⚠️ GMMAのデメリット

  • 移動平均線ゆえの“遅行性”がある
     GMMAは過去の価格を元に描画されるため、リアルタイムの変化に対しては反応が遅れやすく、初動をつかむのは苦手です。
  • レンジ相場ではシグナルの信頼性が低下
     明確なトレンドが出ていない場面では、短期・長期クラスターの交差が頻発し、ダマシのエントリーシグナルになりやすくなります。
  • 見た目が複雑に感じることも
     初心者にとっては、移動平均線が12本も表示されるチャートはやや見づらく感じることがあります。

ワンポイントアドバイス

GMMAはトレンドフォロー型の手法に適したインジケーターですが、「すべてをGMMAだけで判断しない」ことが大切です。

RSIや平均足、上位足トレンドの確認などを組み合わせることで、精度の高いトレード判断につなげることができます。

GMMAの使い方とトレード戦略

GMMA(Guppy Multiple Moving Average)は、**トレンドの「発生」「継続」「転換」**を視覚的に捉えるのに優れたインジケーターです。ここでは、FXトレードにおける具体的な使い方と戦略例を紹介します。

✅ トレンド相場での基本的な活用法

GMMAは、以下のようなチャート構造に注目して活用します。

  • 上昇トレンドの兆候
     短期クラスターが長期クラスターを下から上へクロスし、両クラスターが右肩上がりで乖離していく状態は、上昇トレンドの強まりを示します。
  • 下降トレンドの兆候
     短期クラスターが長期クラスターを上から下へクロスし、下向きに拡大していく状態は、下降トレンドの可能性が高まります。

✦ クラスター間の幅が広がっているほどトレンドが強い、というのが基本的な見方です。

✅ GMMAでのエントリー戦略(押し・戻り狙い)

GMMAを使う場合、「トレンド初動を狙う」より「継続に乗る」方がリスクが低くなります。

特に以下のような場面では、比較的信頼性の高いエントリーポイントとして注目できます。

  • 押し目買い/戻り売りの判断
     トレンド方向に対して一時的な逆行が発生し、短期クラスターが長期クラスターの方向へ反発し再び乖離を始めたタイミング。
  • V字回復・反落パターンの活用
     価格が長期クラスターに近づいた後に反転するパターンは、トレンド継続の目安になります。

⚠️ GMMA単独使用の注意点

GMMAは非常に視認性が高いインジケーターですが、それ単体での売買判断にはリスクもあります。

  • クロスだけを根拠にしたエントリーは「ダマシ」に遭いやすい
  • レンジ相場では頻繁な交差が発生し、損失が連続する可能性もある

よって、平均足・MACD・RSI・上位足のトレンド方向などのフィルターを併用することで、精度の高い判断が可能になります。

実践のポイント

「頭と尻尾はくれてやれ」——トレンドの“継続部分”だけに乗る意識が大切です。

GMMAの特性を理解したうえで、明確な押し・戻り場面に絞ったエントリーが、安定した結果につながります。

GMMAを使ったチャート分析例

ここでは、GMMAインジケーターを実際のチャート上でどのように読み取るかを、**代表的な3つの相場パターン(上昇トレンド・下降トレンド・レンジ相場)**ごとに解説します。

🔼 上昇トレンドの場合

GMMA上昇トレンド
GMMA上昇トレンド
  • 特徴的な形状:
     短期クラスター(青系)が長期クラスター(赤系)の上に位置し、両者が右肩上がりで拡大している状態。
  • 戦略ポイント:
     押し目を狙った押し目買いが有効。
     価格が一時的に短期クラスターを割り込んでも、長期クラスターに支えられて反発する場面は、トレンド継続の好機となる。

💡 クロス直後よりも「拡大が継続している状態」でのエントリーが安定しやすい。

🔽 下降トレンドの場合

GMMA下降トレンド
GMMA下降トレンド
  • 特徴的な形状:
     短期クラスターが長期クラスターの下側に位置し、両者が下方向に広がっていく。
  • 戦略ポイント:
     戻り売りの場面を狙うのが効果的。
     価格が短期クラスターを上抜けても、長期クラスターが抵抗帯となって再び反落する場面では、エントリー根拠が強まる。

💡 売りポジションは、下降圧力が持続している間に限定するのが安全。

☁️ トレンドのない(レンジ)相場の場合

GMMAトレンドなし
GMMAトレンドなし
  • 特徴的な形状:
     短期・長期クラスターが収束し、クロスが頻発する横ばい状況。
     価格が方向感を失い、狭い範囲で上下に推移している。
  • 戦略ポイント:
     この状態ではGMMAの信頼性は低下。
     無理にトレンドフォローを行わず、レンジブレイクやオシレーター系インジケーターで逆張り判断を行う方が有効な場面もある。

💡 GMMAが横ばいに収束しているときは「様子見」または戦略を切り替える判断材料に。

上位足と組み合わせるのも効果的

1つの時間足でGMMAがレンジでも、上位足で明確なトレンドが出ている場合は、その方向へ押し・戻りを狙う戦略も有効です。

チャート分析では「マルチタイムフレーム」の視点を取り入れると精度が上がります。

GMMAインジケーターのダウンロードとMT4への導入手順

GMMAインジケーターは、無料でダウンロードしてMT4に導入することが可能です。ここでは、ダウンロードからインストールまでの具体的な手順を初心者向けに解説します。

✅ ステップ1|インジケーターをダウンロードする

まずは以下のリンクから、GMMAインジケーターのファイル(.ex4形式)をダウンロードします。

💾 【GMMAインジケーターをダウンロードする】

✅ ステップ2|MT4のインジケーターフォルダに配置する

  1. MT4を起動
  2. メニューの「ファイル」>「データフォルダを開く」をクリック
  3. 「MQL4」→「Indicators」フォルダを開く
  4. ダウンロードしたGMMA.ex4ファイルをこのフォルダにコピー
  5. MT4を一度再起動する

✅ ステップ3|チャートにインジケーターを表示する

  1. ナビゲーターウィンドウ(Ctrl+N)を開く
  2. 「インディケーター」一覧から「GMMA」を見つけてチャートへドラッグ&ドロップ
  3. パラメーターや色の設定を好みに合わせて調整
  4. OKを押すと、GMMAの短期・長期移動平均線がチャート上に表示されます

インストール時の注意点

  • .mq4ではなく.ex4ファイルの場合はコンパイル不要です。
  • インジケーターが表示されない場合は、MT4の再起動やファイルパスの確認を行いましょう。
  • Mac環境ではMT4が一部制限されているため、Windows版での操作を推奨します。

💡 初めてMT4にインジケーターを導入する場合は、不安があれば仮想通貨など低リスクのチャートで動作確認を行いましょう。

GMMAインジケーターのソースコードと技術解説(学習者向け)

ここでは、GMMAインジケーターのMQL4ソースコードを掲載し、構造や各処理の意味を学習目的で解説します。

MQL4の基礎的な記述スタイルを理解したい方にもおすすめの内容です。

ソースコード全文は以下をクリックしてください。

GMMAインジケーターのMQL4ソースコードを全文みる
//+------------------------------------------------------------------+
//|                                                        GMMA.mq4  |
//|                                     Copyright 2024, FX-Bonus.net |
//|                                            https://fx-bonus.net/ |
//+------------------------------------------------------------------+
#property copyright "Copyright 2024, FX-Bonus.net"
#property link      "https://fx-bonus.net/"
#property version   "1.00"
#property strict
#property indicator_chart_window
#property indicator_buffers 12

// デフォルトカラー
#property indicator_color1 Blue
#property indicator_color2 DodgerBlue
#property indicator_color3 MediumTurquoise
#property indicator_color4 DeepSkyBlue
#property indicator_color5 Aquamarine
#property indicator_color6 PaleTurquoise
#property indicator_color7 FireBrick
#property indicator_color8 MediumVioletRed
#property indicator_color9 Crimson
#property indicator_color10 Red
#property indicator_color11 OrangeRed
#property indicator_color12 PaleVioletRed

// 定数定義
#define SHORT_MA_COUNT 6
#define LONG_MA_COUNT 6

// インジケーターバッファ
double short_ma_buffers_0[], short_ma_buffers_1[], short_ma_buffers_2[];
double short_ma_buffers_3[], short_ma_buffers_4[], short_ma_buffers_5[];
double long_ma_buffers_0[], long_ma_buffers_1[], long_ma_buffers_2[];
double long_ma_buffers_3[], long_ma_buffers_4[], long_ma_buffers_5[];

//+------------------------------------------------------------------+
//| カスタムインジケーターの初期化関数                                |
//+------------------------------------------------------------------+
int OnInit()
  {
   // バッファを設定
   SetIndexBuffer(0, short_ma_buffers_0);
   SetIndexBuffer(1, short_ma_buffers_1);
   SetIndexBuffer(2, short_ma_buffers_2);
   SetIndexBuffer(3, short_ma_buffers_3);
   SetIndexBuffer(4, short_ma_buffers_4);
   SetIndexBuffer(5, short_ma_buffers_5);
   SetIndexBuffer(6, long_ma_buffers_0);
   SetIndexBuffer(7, long_ma_buffers_1);
   SetIndexBuffer(8, long_ma_buffers_2);
   SetIndexBuffer(9, long_ma_buffers_3);
   SetIndexBuffer(10, long_ma_buffers_4);
   SetIndexBuffer(11, long_ma_buffers_5);

   // スタイルと色を設定
   SetIndexStyle(0, DRAW_LINE, STYLE_SOLID, 1, Blue);
   SetIndexStyle(1, DRAW_LINE, STYLE_SOLID, 1, DodgerBlue);
   SetIndexStyle(2, DRAW_LINE, STYLE_SOLID, 1, MediumTurquoise);
   SetIndexStyle(3, DRAW_LINE, STYLE_SOLID, 1, DeepSkyBlue);
   SetIndexStyle(4, DRAW_LINE, STYLE_SOLID, 1, Aquamarine);
   SetIndexStyle(5, DRAW_LINE, STYLE_SOLID, 1, PaleTurquoise);
   SetIndexStyle(6, DRAW_LINE, STYLE_SOLID, 1, FireBrick);
   SetIndexStyle(7, DRAW_LINE, STYLE_SOLID, 1, MediumVioletRed);
   SetIndexStyle(8, DRAW_LINE, STYLE_SOLID, 1, Crimson);
   SetIndexStyle(9, DRAW_LINE, STYLE_SOLID, 1, Red);
   SetIndexStyle(10, DRAW_LINE, STYLE_SOLID, 1, OrangeRed);
   SetIndexStyle(11, DRAW_LINE, STYLE_SOLID, 1, PaleVioletRed);

   // インジケーターの名前を設定
   IndicatorShortName("Guppy Multiple Moving Average with Default Colors");

   return(INIT_SUCCEEDED);
  }

//+------------------------------------------------------------------+
//| カスタムインジケーターの計算関数                                  |
//+------------------------------------------------------------------+
int OnCalculate(const int rates_total,
                const int prev_calculated,
                const datetime &time[],
                const double &open[],
                const double &high[],
                const double &low[],
                const double &close[],
                const long &tick_volume[],
                const long &volume[],
                const int &spread[])
  {
   int short_ma_periods[SHORT_MA_COUNT] = {3, 5, 8, 10, 12, 15};
   int long_ma_periods[LONG_MA_COUNT] = {30, 35, 40, 45, 50, 60};

   // 短期移動平均の計算
   for(int i = 0; i < SHORT_MA_COUNT; i++)
     {
      for(int j = prev_calculated; j < rates_total; j++)
        {
         double ma_value = iMA(NULL, 0, short_ma_periods[i], 0, MODE_EMA, PRICE_CLOSE, j);
         switch(i)
           {
            case 0: short_ma_buffers_0[j] = ma_value; break;
            case 1: short_ma_buffers_1[j] = ma_value; break;
            case 2: short_ma_buffers_2[j] = ma_value; break;
            case 3: short_ma_buffers_3[j] = ma_value; break;
            case 4: short_ma_buffers_4[j] = ma_value; break;
            case 5: short_ma_buffers_5[j] = ma_value; break;
           }
        }
     }

   // 長期移動平均の計算
   for(int i = 0; i < LONG_MA_COUNT; i++)
     {
      for(int j = prev_calculated; j < rates_total; j++)
        {
         double ma_value = iMA(NULL, 0, long_ma_periods[i], 0, MODE_EMA, PRICE_CLOSE, j);
         switch(i)
           {
            case 0: long_ma_buffers_0[j] = ma_value; break;
            case 1: long_ma_buffers_1[j] = ma_value; break;
            case 2: long_ma_buffers_2[j] = ma_value; break;
            case 3: long_ma_buffers_3[j] = ma_value; break;
            case 4: long_ma_buffers_4[j] = ma_value; break;
            case 5: long_ma_buffers_5[j] = ma_value; break;
           }
        }
     }

   return(rates_total);
  }

//+------------------------------------------------------------------+

【1】プロパティと基本設定

#property indicator_chart_window
#property indicator_buffers 12
#property indicator_color1 Blue
#property indicator_color2 DodgerBlue
// 以下略...
  • indicator_chart_window:チャート上に直接描画することを指定
  • indicator_buffers 12:12本の移動平均線を描画するためのバッファ(データ保持領域)を定義
  • indicator_colorX:各移動平均線の色を指定

【2】定数とバッファの宣言

#define SHORT_MA_COUNT 6
#define LONG_MA_COUNT 6
double short_ma_buffers_0[], short_ma_buffers_1[], ...;
double long_ma_buffers_0[], long_ma_buffers_1[], ...;
  • SHORT_MA_COUNTとLONG_MA_COUNTで、短期・長期それぞれ6本ずつの移動平均線を定義
  • short_ma_buffers_X[]は、短期EMAを表示するためのデータ格納配列
  • long_ma_buffers_X[]も同様に、長期EMAの描画に使用

【3】初期化処理(OnInit関数)

int OnInit() {
  SetIndexBuffer(0, short_ma_buffers_0);
  SetIndexStyle(0, DRAW_LINE, STYLE_SOLID, 1, Blue);
  // 各バッファ・色・スタイルを設定
  IndicatorShortName("Guppy Multiple Moving Average");
  return(INIT_SUCCEEDED);
}
  • SetIndexBuffer():インジケーターが利用するバッファ(表示用データ)をMT4に認識させる
  • SetIndexStyle():線の描画スタイルや色、太さを定義
  • IndicatorShortName():チャート左上に表示されるインジケーター名の設定

【4】計算処理(OnCalculate関数)

int OnCalculate(...) {
  int short_ma_periods[6] = {3, 5, 8, 10, 12, 15};
  int long_ma_periods[6] = {30, 35, 40, 45, 50, 60};
  for(...) {
    double ma_value = iMA(NULL, 0, period, 0, MODE_EMA, PRICE_CLOSE, j);
    // 結果を各バッファに代入
  }
  return(rates_total);
}
  • iMA():MQL4標準の移動平均関数(ここではEMAを使用)
  • rates_total:計算対象となるローソク足の本数
  • prev_calculated:前回の更新以降に必要な再計算の効率化に使用
  • 各forループで短期・長期それぞれの移動平均を毎足ごとに算出し、該当バッファに格納して描画される

補足:このコードのカスタマイズ例

  • 線の太さや色の変更
  • EMAではなくSMAに切り替える(MODE_EMA → MODE_SMA)
  • バッファ数を変更して短期・長期の本数をカスタマイズ

💡 自作インジケーターの基礎練習として、GMMAのコードは非常に学びやすい構成です。

よくある質問(FAQ)

GMMAと通常の移動平均(EMAやSMA)はどう違うのですか?

GMMAは、複数のEMAを同時に表示することで、市場参加者の短期的・長期的な動きを視覚的に分析できる点が特徴です。

通常の移動平均は1本のみで、トレンドの方向しか示しませんが、GMMAはトレンドの強さや転換の兆しも捉えやすいのが利点です。

GMMAは初心者でも使えますか?

はい、視覚的にトレンドの状態を確認しやすいため初心者にも適しています。

ただし、GMMAだけでエントリー判断を完結させるのはおすすめできません。平均足やRSIなど他の指標と併用することで、誤シグナルのリスクを減らせます。

GMMAはどの時間足で使うのが効果的ですか?

GMMAは中期〜長期のトレンドを判断する目的に向いており、1時間足以上のチャートでの使用が一般的です。

ただし、短期トレードでも上位足のトレンド確認用として活用することで、より安定したトレードが可能になります。

レンジ相場ではGMMAをどう使えばよいですか?

レンジ相場ではGMMAのクラスターが収束して方向感を失うため、トレンド判断には不向きです。

こうした場面では、トレードを控えるか、オシレーター系インジケーターと併用して逆張りの判断材料として使うと有効です。

GMMAを自分でカスタマイズできますか?

はい、MQL4のソースコードを編集することで、移動平均の本数・期間・色・太さなどを自由に変更可能です。

ただし、プログラミングに不慣れな方は、変更前に必ずバックアップを取るようにしましょう。

まとめ|GMMAでトレンドを正確に把握しよう

GMMA(Guppy Multiple Moving Average)は、複数の短期・長期移動平均線を同時に表示することで、トレンドの方向性や強さを視覚的にとらえやすくするインジケーターです。
裁量トレードにおいて「トレンドに乗る」判断をサポートする道具として、多くのトレーダーに活用されています。

ただし、GMMAはあくまで判断材料の一つであり、単独での売買判断にはリスクも伴います。
平均足・オシレーター系指標・上位足トレンドなどと組み合わせて使うことで、より精度の高いトレードが可能になります。


「チャートの流れを感覚ではなく視覚でつかみたい」
そんな方にとって、GMMAは非常に有用なツールとなるでしょう。


MT4でのインジケーター導入が初めての方でも、この記事で紹介した手順に沿って進めれば簡単に設定可能です。
まずはデモ口座などでGMMAの挙動に慣れ、自分のトレードスタイルに合った使い方を見つけてみてください。

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