MT4は、慣れるほど「クリック回数」が増えていきます。チャートの切り替え、画面の表示、オブジェクトの編集、インジやEAの呼び出し――これらを毎回マウスで操作していると、分析や判断よりも“操作”に時間を取られがちです。
そこで本記事では、MT4に標準で用意されているショートカットキーをカテゴリ別に整理し、「まず覚えるべき定番キー」から一気に把握できるようにまとめました。さらに、Navigatorから行えるホットキー設定(Set hotkey)や、よく使うインジ/EA/スクリプトをまとめるお気に入り(Favorites)追加まで、標準機能だけでできる時短手順を解説します。
「MT4を速く使いたい」「ショートカットが効かない原因も知りたい」という方は、このページをブックマークして、必要な操作から順に覚えていけばOKです。
この記事でできること(MT4標準機能だけで時短する3つ)
MT4は外部ツールを入れなくても、標準機能だけで操作スピードを大きく上げられます。ポイントは次の3つです。
① よく使う操作をショートカットで呼ぶ(最短で効く)
「画面を開く」「チャートを動かす」「表示を切り替える」など、毎回クリックしている操作はショートカットに置き換えるだけで体感が変わります。
特に、チャート分析中に頻繁に触る Market Watch / Navigator / Terminal などの表示切替は、ショートカット化の効果が大きいです。
② インジ/EA/スクリプトに“自分でホットキー”を割り当てる(Set hotkey)
MT4には、標準のショートカット以外にも、インジ・EA・スクリプトへキーを割り当てる機能があります。
Navigatorから設定するだけなので導入は簡単で、「毎回探してダブルクリック」を減らせます。
(※標準キーと衝突しない割り当てルールを作るのがコツです)
③ お気に入り(Favorites)に追加して「探す時間」をゼロにする
インジやスクリプトが増えるほど、Navigator内で探す時間が地味に積み上がります。
そこで、よく使うものだけを Favorites に登録しておけば、必要な機能へ最短でアクセスできます。
「分析用」「エントリー補助」「決済補助」など、用途で分けておくとさらに快適です。
MT4のショートカットは3種類ある(標準キー/ホットキー設定/ファストナビ)
MT4の「ショートカット」と一口に言っても、実は役割の違う3種類があります。ここを先に整理しておくと、「この操作は標準でできる?できない?」の判断が速くなり、設定の迷いも減ります。
1) 標準ホットキー(最初から用意されているショートカット)
MT4には最初から、画面表示・チャート操作・ツール呼び出しなどの標準ショートカットが多数入っています。
例としては、Market Watch(気配値)やNavigator(ナビゲーター)を開くキー、ズーム、チャート移動、プロパティ表示などです。
まずはここを覚えるだけで「クリック回数」が一気に減ります。特に表示系(パネルの開閉)とチャート移動系(スクロール・ズーム)は即効性が高いので、最初に重点的に覚えるのがおすすめです。
2) 「Set hotkey」で追加できる(インジ/EA/スクリプトにキー割り当て)
次に、MT4にはインジケーター/EA/スクリプトにキーを割り当てる機能があります。
Navigatorから対象を右クリックして Set hotkey を選ぶだけで設定できます。
これが便利なのは、「よく使う機能」を呼び出し専用のキーとして固定できる点です。
たとえば「残り時間表示」「スプレッド表示」「特定の決済スクリプト」など、毎回探すのが面倒なものほど効果が出ます。
※注意点として、割り当てたキーが標準キーや他のホットキーと衝突すると、意図通り動かない原因になります。衝突を避ける“キーのルール作り”は後半で解説します。
3) Enterの“ファストナビ”(通貨ペア・時間足を直入力で切り替え)
もうひとつが、Enterキーで開く入力欄(ファストナビ)です。
ここに「通貨ペア」や「時間足」を入力すると、マウスを使わずにチャートを切り替えられます。
「通貨ペアが多い」「時間足を頻繁に変える」人ほど便利で、慣れると最速の切り替え手段になります。入力ルールと例は、後半でまとめて紹介します。
補足:トレンドライン作成や時間足の“ワンキー化”は標準では難しい
ここまで紹介したMT4標準のショートカットは、「表示切替」「移動」「呼び出し」が中心です。
そのため、トレンドラインや水平線の作成を1キーで実行する、時間足をキー1発で切り替えるといった“標準外の操作”は、基本的にMT4単体では実現しにくいです。
もし「標準の範囲を超えて、よく使う操作を丸ごとワンキー化したい」場合は、別記事で AutoHotkeyを使ったショートカット追加方法 も解説しています →【MT4】標準ではできないショートカットを追加する方法|トレンドライン・水平線・時間足をAutoHotkeyでワンキー化
まず覚える“鉄板ショートカット”10選(ここだけで快適度が変わる)
MT4のショートカットは全部覚える必要はありません。最初は「使う頻度が高いのに、クリックだと面倒」なものだけ押さえればOKです。ここでは、初心者でも効果が出やすい鉄板10個を厳選します。
1) パネル表示(画面を出す・消す)を最優先で覚える
分析中に何度も開閉するのが、気配値・ナビゲーター・ターミナルなどのパネルです。
これらをショートカットで呼べるだけで、操作のテンポが一気に上がります。
- 気配値(Market Watch)を開く/閉じる
- ナビゲーター(Navigator)を開く/閉じる
- ターミナル(Terminal)を開く/閉じる(取引履歴・アラート・メールなど)
ここが速くなると、インジやEAの呼び出し、履歴確認が“止まらずに”できます。
2) チャート移動・ズーム(見る位置を素早く変える)
MT4はチャートを動かす回数が多いので、移動系をショートカットにすると体感が大きいです。
- 左右にスクロール(過去チャートへ移動)
- ズームイン/ズームアウト(見たい値幅に調整)
- 最新足へジャンプ(「いま」に戻る)
「気づいたら過去に行って戻れない」問題も、ここを覚えると一発で解決します。
3) 基本ツール(クロスヘア・期間区切り線)は“見る力”が上がる
裁量でもEAでも、検証や見返しで役に立つのがこのあたりです。
- クロスヘア(Crosshair)表示:値幅・時間の計測が速くなる
- 期間区切り線(Period separators):日足・週の切れ目が見やすい
- 出来高(Volumes)表示:相場の勢い確認に便利
見た目の快適さが上がると、目の疲れも減ります。
4) チャート設定に直行(プロパティ/オプション)
「色・表示・全体設定」を触る回数が多い人ほど、ここは早めに覚えるのがおすすめです。
- チャートのプロパティを開く(ローソク色、グリッド、表示項目など)
- オプションを開く(MT4全体の設定)
“設定画面までの移動”が短くなると、微調整が面倒じゃなくなります。
5) プロファイル切替(環境を一発で切り替える)
通貨ペアや用途ごとに環境を分けている人は、プロファイル切替がショートカット化できると便利です。
- 次のプロファイルへ
- 前のプロファイルへ
「スキャル用」「デイトレ用」「検証用」など、用途別のセットを作っている場合に効きます。
【一覧】MT4標準ショートカットキー(カテゴリ別まとめ)
ここからは、MT4に標準で入っているショートカットを目的別に整理してまとめます。
「全部覚える」のではなく、まずは 自分がよく使うカテゴリだけを拾っていくのがコツです。
チャート移動・ズーム(見る位置を素早く変える)
チャートの確認・検証で最も使うのがこのカテゴリです。
- ← / →:チャートを左右にスクロール(過去・未来方向へ移動)
- PageUp / PageDown:チャートをまとめて大きくスクロール
- Home / End:表示位置を端へジャンプ(過去側/最新側)
- + / -:ズームイン/ズームアウト
「過去を見ていて現在に戻れない」人は、まず End と +/- だけでも覚えると楽になります。
表示切替(分析を見やすくする)
視認性が上がると判断も速くなります。使うものだけオンにしましょう。
- Ctrl + G:グリッド表示のON/OFF
- Ctrl + F:クロスヘア表示のON/OFF
- Ctrl + L:出来高(Volumes)表示のON/OFF
- Ctrl + Y:期間区切り線(Period separators)ON/OFF
パネル表示(作業に必要な画面を開く・閉じる)
「探す時間」を減らす最重要カテゴリです。
- Ctrl + M:気配値(Market Watch)表示
- Ctrl + N:ナビゲーター(Navigator)表示
- Ctrl + T:ターミナル(Terminal)表示(取引/口座履歴/アラート等)
- Ctrl + D:データウィンドウ(Data Window)表示
取引・設定(よく触る画面に直行する)
設定や注文周りに素早く入れると、迷いが減ります。
- F9:新規注文(Order)を開く
- F8:チャートのプロパティ(色・表示設定)
- Ctrl + O:オプション(MT4全体設定)
- F10:価格表示(マウス位置の価格を表示)※環境によって効き方が異なる場合あり
テンプレート・プロファイル(環境を一発で切り替える)
「いつもの表示」に戻すためのショートカットです。
- F5:プロファイル一覧
- Ctrl + F5 / Shift + F5:プロファイルを前後に切り替え
- F11:全画面表示(集中したいときに便利)
オブジェクト操作(線・図形・表示物の整理)
線やラベルを多用する人ほど効きます。
- Delete:選択中オブジェクトを削除
- Backspace:直前に作成したオブジェクトを削除(※挙動は環境で差が出ることがあります)
- Ctrl + Z:取り消し(Undo)
この一覧の使い方(おすすめ)
- まずは 「パネル表示」+「移動/ズーム」 の2カテゴリだけ覚える
- 次に、使う人だけ 「表示切替」 を追加
- さらに時短したい人は、後半の ホットキー設定(Set hotkey) と Favorites を使って“自分専用”にする
MT4標準ショートカットを一覧表で見る
| キー操作 | 機能 |
|---|---|
F1 | ヘルプを表示 |
F2 | ヒストリーセンター |
F3 | グローバル変数 |
F4 | MetaEditor(エディター) |
F6 | ストラテジーテスター起動(EAセット中) |
F7 | EAのプロパティ表示 |
F8 | チャートのプロパティ表示 |
F9 | 新規注文ウィンドウ |
F10 | 気配値のポップアップ |
F11 | チャートの全画面表示 |
F12 | チャートを1本右に送る |
Shift + F12 | チャートを1本左に送る |
| キー操作 | 機能 |
|---|---|
Ctrl + D | データウィンドウ |
Ctrl + E | 自動売買オン/オフ切替 |
Ctrl + F | 十字カーソル表示 |
Ctrl + G | グリッドの表示/非表示 |
Ctrl + H | OHLC表示の切り替え |
Ctrl + I | 表示中のインジケーター一覧表示 |
Ctrl + L | ボリュームの表示/非表示 |
Ctrl + M | マーケットウォッチ表示 |
Ctrl + N | ナビゲーター表示 |
Ctrl + O | オプションウィンドウ |
Ctrl + P | チャートを印刷 |
Ctrl + R | ストラテジーテスター表示 |
Ctrl + S | チャートの保存 |
Ctrl + T | ターミナル表示 |
Ctrl + W | チャートを閉じる |
| キー操作 | 機能 |
|---|---|
Alt + 1 | バーチャート表示 |
Alt + 2 | ローソク足表示 |
Alt + 3 | ラインチャート表示 |
地味にハマる注意点(“効かない”原因はここが多い)
ショートカットは覚えるだけでは不十分で、環境によって「押したのに効かない」ことが起きます。ここでは、問い合わせが多い“つまずきポイント”を先につぶしておきます。
Alt+数字キーはテンキーで反応しない(ノートPC勢は特に注意)
MT4の一部ショートカットは Alt+数字 の組み合わせで動きますが、ここでよくあるのが「テンキーで押している」パターンです。
テンキー側の数字(NumPad)では反応しないことがあるため、必ずキーボード上段の数字で試してください。
記事内に書くなら「※数字キーはテンキー不可(上段数字で)」を明記しておくと親切です。
ショートカットは“アクティブなチャート”に効く(複数チャート時に迷いがち)
MT4では、キーボード操作が反映される対象は基本的に いま選択されている(アクティブな)チャートです。
複数チャートを開いていると、思っていたチャートではなく別のチャートに効いてしまい、「効かない」と勘違いしやすくなります。
対策はシンプルで、操作前に
- 対象チャートを一度クリックしてアクティブにする
だけでOKです。
ほかの機能に“キーを奪われる”ことがある(衝突・IME・独自ホットキー)
「標準ではこのキーのはずなのに動かない」場合、原因の多くは次のどれかです。
- Set hotkeyで別の機能に割り当てた(標準キーを上書きしている)
- IMEや入力中のフォーカスが効いていて、チャートにキーが届いていない
- 外部常駐ソフト(キー割り当て系)が先に反応している
特に、MT4内で Set hotkey を使い始めると、知らないうちに標準キーと衝突して「効かない」が発生しやすくなります。次の章で、衝突を避ける設定手順とルールをまとめます。
【ショートカット設定】インジ・EA・スクリプトに“自分でホットキー”を割り当てる方法
MT4標準ショートカットで足りない部分は、Navigatorの「Set hotkey」を使うと補えます。
これは外部ツール不要で、インジケーター/EA/スクリプトをキー入力だけで呼び出せるようにする機能です。
手順:Navigator(Ctrl+N)→右クリック→Set hotkey
設定は1分で終わります。
- Navigatorを開く(
Ctrl + N) - ホットキーを付けたい対象を探す
- インジケーター →「Indicators」
- EA →「Expert Advisors」
- スクリプト →「Scripts」
- 対象を右クリック →「Set hotkey」
- 割り当てたいキーを押して確定(必要なら解除も可能)
これで、次回からは割り当てたキーを押すだけで呼び出せます。
「毎回探してダブルクリック」の時間がゼロになります。
どれに割り当てるべき?(おすすめの選び方)
ホットキー化に向いているのは、次のような“使用頻度が高いのに探すのが面倒”なものです。
- 表示系インジ(スプレッド表示/残り時間表示/高値安値ラインなど)
- 検証系スクリプト(スクショ/ログ保存/テンプレ適用など)
- 決済・補助系スクリプト(ワンクリック決済、分割決済など ※使う人向け)
逆に、パラメータ調整が頻繁に必要なインジは、ホットキーよりFavorites登録の方が運用しやすいこともあります。
標準ショートカットより優先される(上書きに注意)
Set hotkeyは便利ですが、落とし穴もあります。
標準ショートカットと同じキーを割り当てると、上書き(衝突)してしまい、「標準のキーが効かない」状態になります。
「最近ショートカットが効かない」と感じたら、原因はここが多いです。
衝突を避けるコツ:キーの“自分ルール”を作る
おすすめは、最初から衝突しにくいルールで固定することです。
- Ctrl + Shift + 文字 を基本にする(例:Ctrl+Shift+S など)
- 役割で揃える
- 表示系:Ctrl+Shift+V(View系)
- 決済系:Ctrl+Shift+C(Close系)
- 検証系:Ctrl+Shift+T(Test系)
こうしておくと、増えても混乱しません。
【お気に入り】よく使うインジ・EA・スクリプトをFavoritesタブに追加する方法
ホットキー設定(Set hotkey)は「呼び出しを速くする」方法ですが、もうひとつ強力なのが Favorites(お気に入り) です。
MT4はインジやスクリプトが増えるほどNavigatorが長くなり、「どこだっけ…」が起きます。Favoritesに登録しておけば、よく使うものだけを短いリストにまとめられるので、探す時間がほぼゼロになります。
Add to Favorites でFavoritesタブに集約できる
追加方法はとても簡単です。
- Navigatorを開く(
Ctrl + N) - 登録したい対象(インジ/EA/スクリプト)を右クリック
- 「Add to Favorites」 を選ぶ
- Navigator上部(またはツリー内)に Favorites が表示され、そこに追加されます
これだけで、次回からはFavoritesからすぐ呼び出せます。
削除(Delete from favorites)と整理のコツ
Favoritesはあくまで“よく使うものだけ”を残すのがポイントです。増えすぎると結局探すことになります。
- 不要になったら右クリック → Delete from favorites で削除
- 使わないものはこまめに外す(週1でもOK)
- 「今月よく使うもの」だけを残すイメージにすると運用が楽です
おすすめ構成例(用途で分けると迷わない)
Favoritesの中身は、用途別に固めると見失いません。たとえばこんな分け方が扱いやすいです。
- 分析用:高値安値/時間・スプレッド表示/相場時間表示 など
- エントリー補助:サイン系/トレンド判定補助 など
- 決済・管理:決済スクリプト/建値移動補助 など(使う人向け)
「まずは分析用だけFavoritesに入れる」でも、十分に効果が出ます。
Set hotkey とFavoritesの使い分け(迷ったらこれ)
最後に、迷いやすいポイントを整理します。
- 毎回すぐ呼び出したい(1発で実行したい) → Set hotkey
- ときどき使う/候補が複数ある/探すのが面倒 → Favorites
- 両方やるなら:最頻出だけホットキー、残りはFavorites
Enterの“ファストナビ”を使うと、通貨ペアと時間足をキーボードで即切替できる
MT4には、意外と知られていない「最速の切り替え機能」があります。
それが Enterキーで呼び出す入力欄(ファストナビ) です。ここに通貨ペアや時間足を入力すると、マウスで探すより速く切り替えられます。
「通貨ペアが多い」「時間足を頻繁に変える」人ほど、これだけで操作がかなり軽くなります。
基本:Enter → 入力 → Enterで確定
使い方はシンプルです。
- チャートをクリックしてアクティブにする
- Enter を押す(画面に入力欄が出ます)
- 文字を入力して Enter で確定
※入力欄が出ない場合は、チャートではなく別パネルにフォーカスがある可能性があります。いったんチャートをクリックしてから試してください。
ルール①:通貨ペアはそのまま入力(例:EURUSD)
入力欄に 通貨ペア名 を入れると、その通貨のチャートに切り替わります。
USDJPYEURUSDGBPUSD
通貨ペアが多い環境ほど、「スクロールして探す」より速いです。
ルール②:時間足は「M/H/D/W」を付けて入力(例:M5 / H1)
時間足も同じ入力欄で切り替えできます。基本は次のように入力します。
M1/M5/M15/M30H1/H4D1/W1/MN(月足)
ルール③:通貨ペア+時間足をまとめて指定できる
慣れると一番便利なのが、通貨ペアと時間足をまとめて指定する使い方です。
USDJPY M5EURUSD H1GBPUSD H4
「この通貨のこの足を見たい」を一発で呼べるので、複数チャートを触る人ほど快適になります。
よくあるつまずき(効かないとき)
- 入力欄が出ない:チャートがアクティブではない → チャートを一度クリック
- 通貨ペアが切り替わらない:Market Watchにその通貨ペアが表示されていない可能性 → 表示設定を確認
- 時間足が変わらない:表記ミス(例:
H-1など) →H1のように英字+数字で入力
標準機能だけで“ショートカット級”に速くする小技(ツールバー最適化)
ショートカットと相性がいいのが、ツールバーの整理です。
MT4は初期状態だとボタンが多く、「探してクリック」が発生しやすいレイアウトになっています。ここを整えるだけで、キーボード操作と組み合わせたときの快適さが一段上がります。
ツールバーはカスタマイズできる(よく使うボタンだけ残す)
まず、MT4のツールバーは「表示/非表示」だけでなく、配置や内容を自分用にできます。基本方針は次の通りです。
- 使わないボタンは消す(誤操作も減る)
- よく使うボタンだけを左側に寄せる(視線移動が短くなる)
- ボタンが多い場合は、用途で分けて“見やすい位置”に置く
たとえば、頻繁に触る人が多いのは
- テンプレート/プロファイル系
- オブジェクト表示/削除周り
- 自動売買(AutoTrading)切替
などです(※人によって違うので“使うものだけ”が正解です)。
テンプレ/プロファイル運用で“いつもの環境”を一発復元する
作業が遅くなる原因のひとつが、「表示が崩れた」「線が増えた」「設定をいじって戻せない」などの事故です。
これを防ぐには、テンプレートとプロファイルを“復元ボタン”として扱うのがコツです。
- テンプレート:チャートの見た目(色、インジ、表示設定など)を一発で戻す
- プロファイル:複数チャートの組み合わせ(通貨ペア配置、ウィンドウ構成)を一発で戻す
おすすめは、用途別に最低でも次の2つを作っておくことです。
- 普段用(裁量/監視用)
- 検証用(見返し/スクショ/分析用)
こうしておくと、試行錯誤してもすぐ戻せるので、結果的に操作時間が減ります。
“標準ショートカット+ツールバー”の組み合わせが最強
- パネル表示や移動はショートカット
- 迷いやすい操作はツールバーに固定
- 崩れたらテンプレ/プロファイルで復元
この3点セットにすると、「MT4の操作が遅い」問題はかなり改善します。
まとめ:まずは標準 → 足りないところだけ拡張
MT4の操作を速くする近道は、「全部をワンキー化する」ことではなく、標準でできる時短を先に完成させることです。標準機能だけでも、次の3つを押さえればクリック回数は大きく減ります。
- 標準ショートカットで、画面表示・チャート移動・ズームを最短化する
- Set hotkeyで、よく使うインジ/EA/スクリプトをキーで呼び出せるようにする
- Favoritesで、探す時間をゼロにして迷いを減らす
さらに、Enterのファストナビやツールバー最適化まで整えると、MT4は「操作に時間を取られない環境」になります。
標準で足りない部分だけ、拡張すればOK
一方で、操作の中には「標準の範囲ではやりにくいもの」もあります。
たとえば、トレンドラインや水平線の作成をキー1発で実行したい、時間足をワンキーで切り替えたい――といった“標準外のショートカット追加”です。
そういった部分まで効率化したい方は、別記事で AutoHotkeyを使ってMT4にショートカットを追加する方法 を解説しています。
標準機能で土台を作ったうえで、必要なところだけ拡張すると、トラブルも少なく管理もしやすくなります。 →【MT4】標準ではできないショートカットを追加する方法|トレンドライン・水平線・時間足をAutoHotkeyでワンキー化
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