「MT4で使える無料のインジケーターを探しているけれど、どこで見つければいいのかわからない…」
そんな悩みを持つトレーダーの方へ向けて、本記事では1350種類以上の無料インジケーターを収録する「MQL5マーケット」の活用法を初心者にもわかりやすく解説します。
「移動平均線」「ボリンジャーバンド」「エントリーサイン」「スプレッド表示」など、目的に合ったインジケーターを効率よく探し、MT4に安全にインストールする手順を網羅。
また、インジケーターの種類や使い方の注意点、便利な検索キーワード例も紹介しています。
この記事を読むことで、MT4で欲しいインジケーターを自分で見つけて使いこなすスキルが身につきます。
トレードの効率と精度を高めるために、ぜひ活用してみてください。
MT4インジケーターを探すならMQL5マーケットが最適な理由
MT4(MetaTrader4)でトレードを行う上で、インジケーターの活用は欠かせません。
しかし、「どこで信頼できるインジケーターを探せばいいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
そんな時に頼りになるのが、**MetaQuotes社が運営する公式プラットフォーム「MQL5マーケット」**です。
ここでは、MT4・MT5向けのインジケーターやEA(自動売買ソフト)、スクリプトなどが世界中の開発者から提供されており、無料・有料あわせて膨大な数が登録されています。
✅ MQL5マーケットの主なメリット
1. 無料でも使えるインジケーターが豊富(1350種類以上)
「MQL5マーケット」には、無料で使えるインジケーターだけでも1,300種類以上、有料を合わせると7,000種類以上が公開されています。検索や絞り込みも簡単で、トレンド系、オシレーター系、サイン表示系、スプレッド表示など、用途に応じたツールを直感的に探すことができます。
2. 信頼性と安全性が高い
MQL5は、MT4/MT5の開発元であるMetaQuotes社が直接運営しているため、安全性と互換性が非常に高いのが特徴です。
外部サイトから不明なインジケーターをダウンロードするリスクと比べて、安心して利用できる環境が整っています。
3. レビューや人気順で選びやすい
各インジケーターにはユーザーによるレビューや評価が表示されており、人気順の並び替えも可能。
はじめて使う場合でも、他ユーザーの意見を参考にして選べるため、失敗しにくくなります。
4. MT4から直接アクセス・インストールできる
MQL5マーケットはMT4のターミナルから直接アクセスでき、そのままインストールまで完了する手軽さも魅力。
ブラウザを開いたり手動でファイルをコピーしたりする必要がなく、初心者でも簡単に導入できます。
✅ 注意点も押さえておこう
MQL5マーケットにあるインジケーターは、どれも優秀なツールですが、利益を保証するものではありません。
使用する際は、必ず検証やデモトレードで使い勝手を確認した上で、実践導入することをおすすめします。
また、無料で提供されているインジケーターも、将来的に有料に変更される可能性があるため、気になるツールは早めに入手しておくと安心です。
MT4からMQL5マーケットへアクセスする方法
MQL5マーケットにある無料インジケーターは、MT4のターミナルから直接アクセス・検索・インストールが可能です。
この項目では、初心者でも迷わず使えるよう、画像付きで手順を解説します。
ターミナルの開き方と「マーケット」タブの場所
まずはMT4を起動しましょう。
- 画面下部の「ターミナル(Terminal)」を開きます。
- キーボードの Ctrl + T でも表示されます。 - ターミナル内の「マーケット(Market)」タブをクリックします。
ここがMQL5マーケットと連動しており、インジケーターを検索・導入できるエリアです。

検索バーの使い方と絞り込みのコツ(無料インジケーターだけを表示)
マーケット画面右上にある検索バーに、目的のキーワードを入力します。
カテゴリを「Indicators(インディケータ)」、価格を「Free(無料)」に設定することで、無料のインジケーターだけを絞り込み表示できます。


💡検索のコツ:
- 表示されたインジケーターはアイコン+価格+簡易評価が一覧表示されます
- 名前や機能で気になるものがあればクリックして詳細ページを確認しましょう
英語での検索キーワード例(ma、bollinger、divergenceなど)
MQL5マーケットに登録されているインジケーターの多くは英語で登録されているため、検索キーワードも英語が基本です。
以下に、よく使われる検索語をまとめました:
英語キーワード | 検索される内容 |
---|---|
ma | Moving Average(移動平均線) |
bollinger | ボリンジャーバンド系 |
macd | MACDインジケーター |
rsi | RSI(相対力指数) |
zigzag | ジグザグ・波形系 |
divergence | ダイバージェンス(逆行)検出 |
entry signal | エントリーサイン系 |
non repaint | 再描画なしインジケーター |
👉 複数のキーワードを組み合わせると、さらに精度の高い検索が可能です。
例:trend non repaint
、rsi divergence

インジケーター詳細ページと翻訳のポイント
インジケーターの名前をクリックすると、詳細ページが表示されます。
ここでは製品説明、スクリーンショット、レビュー、バージョン履歴などが確認できます。
ただし、MT4上では日本語翻訳ができないため、英語表記が基本となります。
その場合は、左側の「サイトで商品を見る」ボタンをクリックして、ブラウザで開きましょう。
ブラウザで開けば、翻訳機能を使って日本語で内容を確認できます。
💡まとめ
- ターミナル(Ctrl+T) → マーケットタブ の順に操作
- 検索バーで英語キーワードを使って絞り込み
- 無料だけを表示するなら「Free」を選択
- 気になるインジケーターはブラウザで開いて翻訳対応も可能
欲しいインジケーターの詳細を確認する手順
MQL5マーケットで表示されたインジケーター一覧から、気になるアイコンをクリックすると詳細ページが表示されます。
ここでは、導入前に必ず確認すべきポイントを解説します。
1. インジケーター名をクリックして詳細ページへ
一覧表示されたインジケーターのサムネイル画像や名称をクリックすると、詳細情報が確認できるページに遷移します。
このページで機能の説明や利用方法、バージョン情報、ユーザーレビューを確認できます。

2. 機能説明・更新履歴・スクリーンショットを確認
詳細ページでは以下の情報が重要です:
項目 | チェックすべき内容 |
---|---|
説明文(Description) | インジケーターの使い方・特徴・再描画の有無など |
バージョンと更新日 | 放置されていないか、メンテされているかを判断 |
スクリーンショット | 実際の表示例を確認し、自分の戦略に合うか検討 |

3. 「サイトで商品を見る」からブラウザで開く → 日本語翻訳
MT4内の詳細ページ左下には「サイトで商品を見る」というリンクがあります。
ここをクリックすると、インジケーターのページをWebブラウザで表示できます。
- Google Chromeなどで開けば、自動翻訳機能により日本語で内容を把握できます。
- より詳細なスクリーンショット表示やコメントの閲覧も可能です。

🔍まとめ:導入前のチェックポイント
- 説明文と更新履歴を確認 → 放置された古いツールは避ける
- スクリーンショットを見る → 実際の見え方やサインの出方を確認
- 翻訳機能で内容を把握 → 英語が苦手でも安心して利用できる
MT4にインジケーターをインストールする手順【画像付き】
MQL5マーケットで気に入ったインジケーターを見つけたら、MT4からそのままインストールして使えるのが大きなメリットです。
ここでは、インジケーターをMT4にインストールしてチャートへ表示するまでの手順を画像付きで解説します。
1. インジケーターの「ダウンロード」をクリック
MQL5マーケット上で気に入ったインジケーターを選び、「ダウンロード」ボタンをクリックするだけで、インストールが自動で開始されます。

インストール完了後、MT4が自動的に再起動する場合もあります。
2. ナビゲーターウィンドウを開く
インジケーターを適用するには、MT4の「ナビゲーター」から操作します。
- メニュー「表示」→「ナビゲーター」または、ショートカットキー Ctrl+N で開けます。
3. 「Market」フォルダにダウンロード済みインジケーターが表示される

ナビゲーターの中の「インディケータ」→「Market」フォルダを展開すると、ダウンロードしたインジケーターが一覧で表示されます。
4. チャートにドラッグ&ドロップして適用
インジケーターを任意のチャートにドラッグ&ドロップすることで、すぐに適用されます。
設定ウィンドウが表示される場合は、パラメーターを確認・変更して「OK」を押せば完了です。

5. インストールに失敗した場合の確認ポイント
インジケーターがうまく表示されない場合は以下をチェックしましょう:
- MT4にMQL5アカウントでログインしているか(必要に応じてログイン)
- インジケーターの対応バージョンがMT4であること(MT5用を選んでいないか)
- ダウンロード直後にMT4の再起動が必要な場合もあり
🛠️ まとめ:インジケーターの導入はMT4内で完結できる!
- 「ダウンロード」→「ナビゲーター」→「Market」→「チャートへ適用」
この流れを覚えれば、MQL5マーケットのインジケーターを簡単かつ安全にMT4で活用可能です。
MT4で使えるインジケーターの種類と特徴
MT4(MetaTrader 4)では、インジケーターが大きく以下の4カテゴリに分類されています。
それぞれに役割があり、トレード手法に応じて使い分けることでチャート分析の精度が大きく向上します。
1. トレンド系インジケーター(Trend)
価格の方向性(上昇 or 下降)を判断するためのインジケーター。
主にチャート上(メインウィンドウ)に表示され、トレンドフォロー型トレードに使われます。
📌 主な例:
- Moving Average(移動平均線)
- Ichimoku Kinko Hyo(一目均衡表)
- Envelopes(エンベロープ)
- ADX(平均方向性指数)
🟦 特徴:
- 大きな値動きに追随したい時に有効
- レンジ相場ではダマシが多くなる傾向あり

2. オシレーター系インジケーター(Oscillators)
売られすぎ/買われすぎを視覚的に示すインジケーター。
価格の転換点を狙う逆張り系のトレードにも用いられます。通常はサブウィンドウに表示されます。
📌 主な例:
- RSI(相対力指数)
- MACD(移動平均収束拡散法)
- Stochastic Oscillator(ストキャスティクス)
- CCI(商品チャネル指数)
🟩 特徴:
- トレンド転換の兆候を探れる
- トレンド相場では過剰な逆張りになるリスクも

3. ボリューム系インジケーター(Volumes)
相場の活発さ(取引量)を把握するためのインジケーター。
MT4ではティックベースのボリュームで、値動きの頻度を測ることができます。
📌 主な例:
- Volumes(ティックボリューム)
- On Balance Volume(OBV)
- Money Flow Index(MFI)
🟨 特徴:
- 値動きの信頼度や勢いの強さを補完的に判断できる
- 単体での使用よりもトレンド系と組み合わせると効果的

4. ビル・ウィリアムス系(Bill Williams)
有名トレーダー「ビル・ウィリアムス」が開発した、相場心理と構造に基づくインジケーター群。MT4ではデフォルトで6種類が搭載されています。
📌 主な例:
- Alligator(アリゲーター)
- Fractals(フラクタル)
- Accelerator Oscillator(AC)
- Gator Oscillator(ゲーター)
🟥 特徴:
- 初心者には少し難解だが、相場の先行性を狙うトレーダーに人気
- 複数組み合わせてシステムトレードに応用されることも

💡 補足:インジケーターの表示位置の違い
- メインウィンドウ(チャート上)に表示されるインジケーター: トレンド系や一部のサイン系など
- サブウィンドウ(下部パネル)に表示されるインジケーター: オシレーター系・ボリューム系など
✅ まとめ:目的に応じて組み合わせるのが鍵
インジケーターは単体でも使えますが、複数を組み合わせて相互補完することで精度が上がります。
たとえば、トレンド系+オシレーター系で「方向性+タイミング」の判断を行うといった使い方が一般的です。
「再描画なし」の信頼性が高いインジケーターとは?
MT4インジケーターを探す際によく目にする「再描画なし(non-repaint)」という言葉。
これは、インジケーターのサインやラインが過去にさかのぼって書き換えられないことを意味します。
再描画あり/なしの違いとは?
種類 | 特徴 |
---|---|
再描画あり | サインやラインが後から変更・消えることがある(リアルタイムでは勝っていたように見える) |
再描画なし | 一度出たサインは確定したローソク足の後に消えずに残る → 検証や実運用に適している |
📌 たとえば、矢印サインで「買い」が出たのに、数本後にそのサインがチャート上から消えていた場合、それは再描画があるインジケーターです。
このようなツールは検証時の成績が良く見えてしまうため、実際のトレードでは信頼性が低くなります。
なぜ「再描画なし」が重要なのか?
- バックテストや過去検証の結果がそのまま活かせる
- リアルタイムの判断でトレードに使える
- 矢印やサインの履歴がそのまま残るため、改善や分析がしやすい
特にFX初心者やシステムトレード派のトレーダーには、再描画しないインジケーターの方が圧倒的に扱いやすく、リスクが少ないのです。
再描画の有無はどこで見分ける?
- MQL5マーケットの商品説明欄で「does not repaint」と明記されているかをチェック
- ユーザーレビューで「矢印が消える」などの記述がないか確認
- デモアカウントで1日観察して、同じ場所にサインが残るかを確かめるのも有効です
🔍 まとめ
「再描画なし」のインジケーターは、トレード判断の一貫性・検証可能性・実戦での信頼性という観点で非常に重要です。
MT4で使うインジケーターを選ぶ際は、まずこの条件を満たしているかを確認しましょう。
インジケーターを安全に使うための注意点
MT4でインジケーターを使えば、チャート分析やエントリーポイントの判断が視覚的に行えるようになります。
しかし、インジケーターはあくまで補助ツールであり、使い方を誤ると資金を減らすリスクもあるため注意が必要です。
ここでは、インジケーターを安全に使いこなすための基本的な注意点をまとめました。
1. インジケーターのサインは「絶対」ではない
- インジケーターの矢印やラインが示す「買い/売り」は、必ずしも勝てるエントリーではありません。
- 相場は常に不確実であり、テクニカルシグナルだけで判断することはリスクが高いです。
- サインを盲信せず、ローソク足の形状・トレンドの流れ・ニュースなど総合的に判断しましょう。
2. サインの発生条件やロジックを理解する
- インジケーターによって、どんな条件でサインが出るかは異なります。
- 特に「再描画あり」のインジケーターは、サインが消えることがあるため、誤解してトレードしてしまう恐れがあります。
- 購入前や使用前に説明文やレビューをよく読み、ロジックを理解した上で使うことが大切です。
3. リアル口座に使う前に、必ずデモで検証する
- どれほど評判の良いインジケーターでも、自分の手法や通貨ペアに合うかどうかは別問題です。
- デモ口座で十分な期間テストしてから、リアル口座に導入しましょう。
- デモ検証では、**「勝率」「DD(ドローダウン)」「想定外の挙動がないか」**をチェックするのがポイントです。
4. 利用規約・価格変動・提供者情報を確認する
- MQL5マーケットのインジケーターは、無料でも将来的に有料になることがあります。
- また、開発者がサポートを終了する場合や、バージョン更新が止まるケースもあるため、導入前に販売ページの説明や更新履歴をよく確認しましょう。
- 提供元の信頼性も、安全に使う上では重要な判断材料です。
5. 結果はすべて自己責任であることを理解する
- いかなるインジケーターも、将来の価格を予測・保証するものではありません。
- 利益が出た場合も損失が出た場合も、その結果は自分の判断によるものとして受け止める必要があります。
- そのためにも、資金管理(ロット・損切り・資金比率)を徹底することが最重要です。
✅ まとめ
注意点 | 要点 |
---|---|
サインの盲信禁止 | 他の情報と併せて判断する |
ロジックの理解 | 何を根拠にサインが出るか知っておく |
デモ検証の徹底 | リアル口座投入前にテスト運用 |
提供元の確認 | アップデートの有無・信頼性を重視 |
自己責任の原則 | 収益や損失の全責任は利用者にある |
インジケーターは、使い方次第で強力な武器にも、誤った判断のもとにもなります。
正しく理解し、安全な運用を心がけましょう。必要があれば、ツールの使い方をサポートしてくれるコミュニティやプロの情報源も活用するのがおすすめです。
【まとめ】インジケーターの探し方と活用方法を身につけよう
MT4でトレードを強化したいなら、インジケーターの活用は避けて通れない重要なスキルです。
特に、MQL5マーケットは無料で使えるインジケーターが豊富に揃っており、検索・導入・運用までをMT4内で完結できる点が大きな魅力です。
本記事では以下のポイントを中心に解説しました:
- MQL5マーケットから目的のインジケーターを探す手順
- MT4へのインストール方法とチャート適用のやり方
- 再描画の有無やサインの精度など、インジケーターの見極め方
- 活用時の注意点や、安全に使うための基本ルール
ただし、どんなに優れたインジケーターであっても、すべてのトレードで利益を保証するものではありません。
常にトレードルールの整備、検証の実施、リスク管理を意識した運用が求められます。
初心者の方は、まずは無料インジケーターを使って自分に合ったスタイルを見つけるところから始めてみましょう。
そして、信頼できるツールを選び抜き、あなただけの勝ちパターンを築いていくことが、長くFXで生き残る鍵となります。