【無料】高値・安値がわかるMT4インジケーター10選|設定方法と使い方ガイド

目次

はじめに|高値と安値を把握する重要性

FXトレードにおいて、高値と安値は最も重要な価格帯のひとつです。

これらは相場参加者の多くが注目しており、サポートラインやレジスタンスラインとして機能しやすい特徴があります。特に、価格が高値に近づくと売り圧力が強まり、安値に近づくと買い圧力が高まる傾向があるため、トレード判断の根拠として非常に役立ちます。

しかし、複数の時間足を同時に見ながら高値や安値を判断する作業は、初心者にとっては難しいことも少なくありません。

そこで役立つのが、MT4用の高値・安値インジケーターです。これらを使用することで、以下のようなメリットがあります。

  • 重要な価格帯を視覚的にわかりやすく表示できる
  • 自動でラインやボックスを描画するため、分析時間を短縮できる
  • サポート・レジスタンスの位置を一目で把握でき、エントリーや決済の精度向上につながる

この記事では、MT4で利用できる無料の高値・安値インジケーターを厳選して紹介します。

さらに、それぞれの特徴や設定方法、初心者でも失敗しない活用ポイントも解説しますので、最後まで読むことで自分に合ったツールを選び、トレード戦略に組み込める知識が身につきます。

高値・安値インジケーターの選び方

高値・安値インジケーターと一口に言っても、表示方法や機能はさまざまです。

自分のトレードスタイルに合ったインジケーターを選ぶことで、分析効率を高め、エントリーや決済の判断がよりスムーズになります。ここでは、選ぶ際に意識すべきポイントを4つ紹介します。

1. シンプルにラインを表示するタイプ

「高値と安値だけをシンプルに表示したい」という場合は、水平ライン型のインジケーターがおすすめです。

前日・当日、前週・今週といった単位で自動的にラインを引いてくれるため、手動でラインを描く手間がなくなります。

メリット

  • 余計な情報がなく見やすい
  • 初心者でも迷わず使える
  • 相場環境認識を素早くできる

向いているトレード

  • デイトレード
  • スキャルピング
  • 水平線を重視したシンプルな手法

2. 時間帯やセッションを可視化するタイプ

アジア、欧州、米国など、マーケットセッションごとの高値・安値を把握したい場合は、時間帯やセッションをボックスで表示できるタイプがおすすめです。

メリット

  • 各セッションごとの値動きの特徴を一目で把握できる
  • ブレイクアウト戦略に活用しやすい
  • 相場の強弱を時間帯別に分析できる

向いているトレード

  • ロンドン時間・ニューヨーク時間を狙ったブレイクアウト
  • セッション切り替わり前後のエントリー戦略
  • 時間帯ごとのボラティリティ分析

3. マルチタイムフレーム対応タイプ

複数の時間足を同時に確認したいトレーダーは、マルチタイムフレーム表示が可能なタイプが便利です。

上位足の高値・安値を下位足チャートに表示できるため、エントリータイミングを逃しにくくなります。

メリット

  • 複数時間足を一目で確認できる
  • トレンドの大局観と短期判断を両立できる
  • 相場分析の効率が大幅に向上

向いているトレード

  • スイングトレード
  • 上位足トレンドに沿った押し目買い・戻り売り
  • 複数時間足を組み合わせる戦略

4. 自分のトレードスタイルに合わせてカスタムできるタイプ

表示するラインの種類や色、期間などを自由に設定できるインジケーターは、中級者から上級者に特におすすめです。

自身の手法に合わせて表示項目を取捨選択することで、チャートが見やすくなり、迷いの少ないトレードが可能になります。

メリット

  • チャート表示を自分好みに最適化できる
  • 複雑な分析でも見やすく整理可能
  • 無駄な情報を減らして集中力を高められる

向いているトレード

  • 自作ルールを確立しているトレーダー
  • 複数通貨ペアを同時に監視する人
  • 精度の高いエントリーを目指す中上級者

まとめ

  • 初心者はまずシンプルなライン表示タイプから始めるのがおすすめ
  • ブレイクアウト戦略を使うならセッション表示タイプが便利
  • 上位足と下位足を同時に確認したい場合はマルチタイムフレーム対応タイプを選ぶ
  • 自分の手法に完全に合わせたいならカスタマイズ可能なタイプが最適

自分のトレード手法や目的に合わせてインジケーターを選ぶことで、

効率的な分析ができ、トレード精度の向上につながります。

おすすめの高値・安値インジケーター10選【すべて無料】

ここでは、MT4で利用できる高値・安値インジケーターの中から、特に使いやすく実用性の高い10種類を厳選して紹介します。

すべて無料でダウンロードできるため、コストをかけずにトレード環境を整えられるのが魅力です。

高値・安値インジケーターといっても、シンプルに水平ラインを引くだけのものから、マーケットセッションごとにボックス表示ができるタイプ、複数時間足を同時に確認できるタイプまでさまざまです。

自分のトレードスタイルに合ったツールを選ぶことで、相場分析の効率が大幅に向上します。

ここで紹介するインジケーターは、すべて実際に使用して確認したものに限定しており、初心者から上級者まで幅広いトレーダーにおすすめできます。

それぞれの特徴や活用シーンも合わせて解説するので、比較しながら自分に合ったインジケーターを見つけてください。

High Low Open Close MT4|四本値をシンプルに表示

High Low Open Close MT4
High Low Open Close MT4

「High Low Open Close MT4」は、指定した期間の四本値(高値・安値・始値・終値)を自動でチャートに描画できる無料インジケーターです。前日や当日、前週や今週といった複数の期間を選択できるため、重要な価格帯を一目で確認できます。
機関投資家やプロトレーダーも注目するこれらの価格帯は、サポート・レジスタンスとして機能しやすく、エントリーや決済判断に役立ちます。表示させたいラインは自由に選択できるので、シンプルなチャートを保ちながら必要な情報だけを表示可能です。

対応期間の例

  • 前日 / 当日
  • 前週 / 今週
  • 前月 / 今月
  • 前四半期 / 今四半期
  • 前年 / 今年

おすすめポイント

  • 重要な価格帯を自動表示でき、ラインを手動で引く手間を削減
  • シンプルな構成で初心者にもわかりやすい
  • 主要な時間軸に対応し、相場分析に幅広く活用できる

シンプルに高値や安値を把握したいトレーダーにおすすめのインジケーターです。

Daily Weekly Info|上位足をテキストで表示

Daily Weekly Info
Daily Weekly Info

「Daily Weekly Info」は、日足と週足の重要な価格情報をチャート上にテキストで表示してくれるシンプルな無料インジケーターです。
複数の時間足を切り替えることなく、日足や週足の高値・安値、オープン価格を一目で確認できるため、特に短期トレードやデイトレードに役立ちます。

表示される情報は以下の通りです。

  • 当日・前日の日足オープン価格
  • 今週・前週の週足オープン価格
  • 当日・前日の日足高値・安値
  • 今週・前週の週足高値・安値
  • 日足・週足のトレンド方向(上昇 or 下降)

このインジケーターがあれば、上位足のトレンドや重要な価格帯を別チャートで確認する手間が不要になります。
また、「当日のトレンド方向に逆らわない」という基本ルールを意識しやすくなるため、無駄な逆張りを避けるのにも役立ちます。

おすすめポイント

  • 日足と週足の重要価格を一画面で確認可能
  • 高値・安値やオープン価格を自動表示して分析効率アップ
  • デイトレード時に複数時間足を切り替える手間を削減
  • シンプルな表示で初心者にもわかりやすい

短期トレードの精度を高めたい方や、上位足の確認を素早く行いたい方におすすめのインジケーターです。

  • 日足・週足オープン、高値、安値を確認
  • トレンド方向の判断に役立つポイント

Daily High Low Calculator|高値・安値+平均値を表示

Daily High Low Calculator
Daily High Low Calculator

「Daily High Low Calculator」は、指定した通貨ペアと日付における高値・安値、そしてその平均値を表示できる無料インジケーターです。
過去のデータを基に、同じ曜日や期間にどの程度の値動きが発生しているかを可視化できるため、相場の特徴を理解した上でトレード判断を行うのに役立ちます。

表示される情報は以下の通りです。

  • 選択した日の高値と安値
  • その日の平均値(ライン表示)
  • 1週間あたりの平均値幅
  • 1年間あたりの平均値幅
  • 過去全期間の平均値幅(Lifetime Average)

このインジケーターは、売買サインを表示しない純粋な分析ツールです。
平均的な値動きを把握することで、トレード前にリスクとリターンを事前にイメージでき、ポジションサイズや損切り設定をより適切に決定できます。

おすすめポイント

  • 過去のデータから平均的な値動きを把握できる
  • 特定の曜日や期間ごとの特徴を分析可能
  • リスクリワードの事前シミュレーションに活用できる
  • 売買サインがなくシンプルなので初心者でも扱いやすい

相場の傾向を数値化して理解したい方や、トレード計画をより慎重に立てたいトレーダーにおすすめのインジケーターです。

Breakout Box|セッションごとのブレイクポイントを可視化

Breakout Box
Breakout Box

「Breakout Box」は、各マーケットセッションの高値・安値をボックスで表示できる無料インジケーターです。
アジア、フランクフルト、ロンドン、ニューヨークといった主要な時間帯を分けて表示することで、ブレイクアウトポイントを視覚的に把握できます。
設定次第で1つのチャートに最大5種類のセッションボックスを同時表示できるため、複数の時間帯を比較しながら分析したいトレーダーにも最適です。

このインジケーターは、セッション開始から終了までのレンジを自動で描画します。
トレーダーは、そのレンジを基準に「上抜けで買い」「下抜けで売り」というシンプルなブレイクアウト戦略を立てやすくなります。
さらに、ボックスの範囲をサポート・レジスタンスとして活用することも可能です。


主な特徴

  • アジア、欧州、米国など複数セッションを同時表示
  • 各セッションごとに開始時間・終了時間を自由に設定可能
  • ブレイクアウト戦略に合わせてエントリーラインとストップロスを自動表示
  • 色分け設定で視認性を向上
  • 研究機能で時間帯を1時間単位で微調整し、最適なセッションを発見できる

活用例

  • アジア時間・欧州時間・米国時間の高値・安値を比較して分析
  • ロンドン時間のブレイクを狙ったトレード戦略
  • 時間帯別にボラティリティを把握し、トレード時間を最適化
  • 過去のデータを検証して、自分の手法に合うセッションを見つける

おすすめポイント

  • 最大5つのボックスを表示できるので、複数セッションを同時分析可能
  • トレード時間帯を明確に可視化でき、集中力を高められる
  • ブレイクアウト戦略に最適で、初心者にもわかりやすい設計
  • 色やライン幅などを細かくカスタマイズでき、見やすいチャートを作成可能

特に、セッション切り替わり時の値動きが激しい時間帯を狙ったブレイクアウト手法を使うトレーダーには必須のインジケーターです。
エントリーポイントを明確化し、効率的な分析をサポートしてくれます。

Time Levels|過去の高値・安値を自動ライン表示

Time Levels
Time Levels

「Time Levels」は、前日・前週・前月の高値と安値を自動でチャートに表示できる無料インジケーターです。
これらの価格帯は多くのトレーダーが注目しており、サポートラインやレジスタンスラインとして機能しやすいため、エントリーや決済判断に欠かせない情報となります。

このインジケーターを使えば、手動でラインを引く手間が不要になり、相場分析を効率化できます。
さらに、ラインの色やスタイル、太さ、テキスト表示サイズを自由にカスタマイズできるため、見やすいチャートに調整可能です。


表示可能なライン種類

  • 前日の高値・安値
  • 前週の高値・安値
  • 前月の高値・安値

主な機能

  • 各ラインの表示・非表示を個別に設定可能
  • ラインカラーやスタイルを細かく変更でき、見やすさを向上
  • GMT設定でタイムゾーンを調整可能
  • ラインに対応する価格をテキストで表示

おすすめポイント

  • 重要な高値・安値を自動表示して分析効率アップ
  • 自分のトレードスタイルに合わせて表示をカスタマイズできる
  • 過去の価格帯を意識した戦略に最適
  • サポート・レジスタンスを簡単に把握できるため初心者にも使いやすい

シンプルでわかりやすい設計なので、日足や週足、月足レベルの重要価格帯を確認したいトレーダーに特におすすめです。
複数時間足を切り替える手間を省き、効率的に相場環境を把握できます。

Lows And Highs MT4|複数時間足の高値・安値を一括表示

Lows And Highs MT4
Lows And Highs MT4

「Lows And Highs MT4」は、複数時間足の高値と安値を同時にチャート上へ表示できる無料インジケーターです。
M1(1分足)からMN(月足)まで幅広い時間足に対応しており、上位足の重要価格帯を見ながら下位足でエントリー判断ができるため、相場分析の効率を大幅に向上させます。

さらに、価格が高値または安値に到達した際にアラートで通知してくれる機能を搭載。
エントリータイミングを逃しにくく、複数通貨ペアを同時に監視しているトレーダーにも最適です。
通知はモバイルプッシュ、メール、ポップアップ、サウンドといった複数の方法に対応しています。


主な対応時間足

  • M1、M5、M15、M30
  • H1、H4
  • D1(1日足)、W1(週足)、MN(月足)

主な機能

  • 複数時間足の高値・安値を同時表示
  • 水平ラインまたは短いラインを選択して表示可能
  • アラート通知をカスタマイズ(プッシュ通知、メール、ポップアップ、サウンド)
  • GMT設定に対応し、ブローカーのサーバー時刻に依存しない分析が可能
  • ラインカラーや幅を自由に変更可能で視認性アップ

おすすめポイント

  • 複数時間足を一目で確認できるため、上位足のトレンドと下位足のタイミングを合わせやすい
  • 価格到達時にアラート通知があるため、トレード機会を逃しにくい
  • マルチタイムフレーム分析や環境認識に最適
  • 自分好みにライン表示をカスタマイズ可能

このインジケーターがあれば、重要な価格帯を自動で管理しつつ、効率的にチャート分析が可能になります。
スキャルピングからスイングトレードまで幅広く活用できる便利なツールです。

HRLR & LRLR ICT Indicator|流動性ゾーンを可視化してトレンドを把握

「HRLR & LRLR ICT Indicator」は、ICT(Inner Circle Trader)理論に基づいて設計された、高値・安値の動きを捉える高度なインジケーターです。
価格が流動性ゾーン(Liquidity Zone)にどのようにアプローチしているかを視覚化することで、トレンドの継続や転換をわかりやすく把握できます。
FXだけでなく、仮想通貨や株式市場など複数のマーケットにも対応しています。


HRLR(High Resistance Liquidity Run)とは

  • 価格が最安値をつけた後に、徐々に高値と安値を切り上げていく動きを検出
  • 流動性が積み上がり、上昇トレンドが始まる初期段階を示す
  • 強い上昇局面でのエントリータイミングを見極めるのに最適

LRLR(Low Resistance Liquidity Run)とは

  • 流動性が薄いエリアに向かって価格が上昇していく動きを捉える
  • トレンドの中で形成される押し目や小さな高値更新を示す
  • 価格が新しい高値を作ることで、上昇の勢いを確認可能

活用シーン

上昇トレンドでの利用

4時間足などの中期チャートで、HRLRパターンが出現したタイミングが買いのチャンスとなります。
強い陽線やピンバーなど、追加の上昇シグナルと組み合わせることで、より確実なエントリー判断が可能です。

下降トレンドでの利用

下降局面では、一時的に価格が戻す場面がありますが、高値を更新できずに重要な安値を割り込んだときが売りのサインとなります。
この動きをLRLRで視覚化することで、トレンド継続の売り場面を明確に判断できます。


主な機能と特徴

  • マルチタイムフレーム対応で複数時間足を一括分析
  • 流動性ゾーンの高値・安値を自動で描画
  • トレンド継続と反転ポイントをわかりやすく表示
  • パラメーターを自由に設定でき、好みに合わせてカスタマイズ可能
  • ローソク足の本数
  • カラーテーマ、背景色など
  • FX、仮想通貨、株式など幅広いマーケットに対応

おすすめポイント

  • ICT理論を取り入れた本格的なトレード分析が可能
  • トレンドの初動や反転を明確に視覚化
  • エントリーとエグジットの判断精度を高める
  • 日足~分足まで幅広い時間足で活用できる

このインジケーターは、相場の流れを大局的にとらえたい中級者以上のトレーダーに最適です。
複雑な相場構造を視覚的に整理し、効率的にトレード判断をサポートしてくれます。

Market Structure Zig Zag|高値・安値パターンを自動表示

Market Structure Zig Zag
Market Structure Zig Zag

「Market Structure Zig Zag」は、チャート上に高値・安値のパターンを自動で描画し、相場の流れをわかりやすく視覚化する無料インジケーターです。
プライスアクションを重視するトレーダーに最適で、上昇トレンドと下降トレンドを一目で把握できるようになります。

このインジケーターは、チャート上で以下を明確に表示します。

  • Higher High(高値更新)
  • Higher Low(安値切り上げ)
  • Lower High(高値切り下げ)
  • Lower Low(安値更新)

これらを自動的にマークしてくれるため、トレンドの転換や継続を判断しやすく、手動でラインを引く必要がありません。


主な特徴

  • すべての通貨ペアに対応
  • すべての時間足で利用可能(スキャルピングからスイングまで対応)
  • アラート機能を搭載(ポップアップ通知、メール通知、プッシュ通知)
  • 他のインジケーターと組み合わせて、さらに精度の高い分析が可能

活用例

  • トレンド転換を確認してエントリータイミングを見極める
  • ダウ理論をベースにしたトレンド分析
  • 高値・安値の位置を明確化して損切りポイントを設定
  • 他のインジケーター(移動平均線など)との併用で信頼度を向上

おすすめポイント

  • 高値・安値を自動で可視化し、分析の手間を削減
  • トレンドの構造を理解しやすく、初心者でもプライスアクションを学びやすい
  • アラート機能でチャンスを逃さない
  • シンプルで軽量な設計で、複数通貨ペアの監視にも対応

トレンドの流れを正確に把握したい方や、高値・安値の確認を効率化したいトレーダーに特におすすめのインジケーターです。
裁量トレードの分析精度を高める強力なサポートツールとなります。

Power of Three|ICTのPO3(蓄積→操作→分配)を可視化

Power of Three
Power of Three

「Power of Three(PO3)」は、ICT理論で有名な3段階の値動き(Accumulation=蓄積/Manipulation=操作/Distribution=分配)をベースに、上位足のローソク足形成を下位足で追跡できる無料インジケーターです。
上位足のOpen/High/Lowをリアルタイムで参照しつつ、想定クローズ時刻Low↔Highの現在レンジを把握できるため、下位足のエントリーを上位足の構造・時間軸バイアスと整合させやすくなります。

主な機能

  • 上位足(HTF)ローソクのOpen/High/Lowを下位足上にプロット
  • **クローズ見込み(デイ未満の時間足で有効)**を表示
  • Low↔Highのレンジ幅を可視化して、拡張(Range Expansion)局面を把握
  • マルチタイムフレームで構造・流動性ゾーンの認識を支援

活用シーン

  • ロンドン/NYなど時間帯ごとのPO3進行を見ながら、ブレイクや押し戻りを精査
  • 上位足がHigher High/Higher Lowで推移中に、下位足の押し目(または戻り)を狙う
  • Breakout BoxLows & Highs等と併用し、流動性吸収→拡張の流れを検証

おすすめポイント

  • **上位足の“今どこ”**を可視化し、下位足の無駄な逆張りを抑制
  • ICTのPO3概念を実務レベルの判断材料に落とし込みやすい
  • 方向性(構造)と時間の要素を両立でき、ルール化・再現性向上に貢献
  • 売買サインの押し付けではなく、分析補助に特化(YMYL配慮)

注:本インジケーターはエントリーを自動指示するツールではありません。
トレード判断は複数根拠(価格行動・リスク管理等)と併用し、自己責任で行ってください。

Higher Highs and Lows|ダウ理論ベースの高値・安値分析ツール

Higher Highs and Lows
Higher Highs and Lows

「Higher Highs and Lows」は、ダウ理論をベースに価格のスイングポイントを自動で判定し、
チャート上に「HH」「HL」「LH」「LL」をわかりやすく表示する無料インジケーターです。
上昇トレンドと下降トレンドの流れをリアルタイムで把握できるため、トレンドの継続や転換点の分析を強力にサポートします。

このインジケーターは、フラクタル分析を活用してスイング高値・安値を高精度に検出するため、
相場のノイズを除去し、より明確なトレンド判断が可能です。
外為市場はもちろん、株式や仮想通貨、コモディティにも対応しており、幅広いトレーダーに人気があります。


表示されるトレンドパターン

  • HH(Higher Highs):前回の高値を上抜いたポイント → 強い上昇トレンド継続のサイン
  • HL(Higher Lows):前回の安値より高い位置での反発 → 上昇トレンドのサポート確認
  • LH(Lower Highs):前回の高値より低い位置での反発 → 下降トレンド開始や弱体化のサイン
  • LL(Lower Lows):前回の安値を下抜いたポイント → 下降トレンド継続のサイン

これらを色分けした矢印とテキストラベルでチャートに表示し、トレンド構造を一目で確認できます。


主な機能

  • フラクタル分析による正確なスイングポイント検出
  • HH/LH/LL/HLを色分け表示(視覚的にわかりやすい)
  • アラート機能搭載(ポップアップ通知・プッシュ通知・メール)
  • 表示要素を自由にカスタマイズ(矢印サイズ、テキストサイズ、表示角度など)
  • 4つの専用バッファを公開 → EAや自動売買への統合が容易
  • 非再描画設計で信頼性の高い分析が可能

活用例

  • トレンドフォロー型戦略での継続確認
  • トレンド転換の早期発見によるエントリー判断
  • 偽ブレイクの回避と精度向上
  • 複数時間足を使った環境認識の補助

おすすめポイント

  • ダウ理論の分析を完全自動化、初心者でも迷わず使用可能
  • リアルタイムでトレンドシフトを通知し、素早い対応が可能
  • 軽量設計で複数チャートを同時監視しても快適
  • 外為・株式・仮想通貨など幅広いマーケットに対応

まとめ
「Higher Highs and Lows」は、トレンド分析の精度を飛躍的に高めるインジケーターです。
裁量トレードから自動売買まで対応し、継続確認と反転ポイントの両方をリアルタイムで視覚化。
複雑な相場環境でも迷わず分析できるため、トレンドフォロー派・逆張り派を問わず必携のツールといえます。

その他の便利ツール

ここまで紹介したインジケーターは、高値・安値を視覚的に表示するうえで非常に役立ちますが、トレード精度をさらに高めるには関連ツールや補助インジケーターを併用するのがおすすめです。

ここでは、TOKYO-EAでこれまで紹介してきた記事の中から、今回のテーマと特に関連性が高いおすすめ記事をピックアップしました。
高値・安値インジケーターと組み合わせて活用すれば、相場分析からエントリー、発注管理までを一貫して効率化できます。

「もっと幅広くMT4を活用したい」「分析だけでなく実際の運用にも役立つツールを知りたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

高値・安値インジケーターを無料でダウンロードする方法

ここでは、MT4ターミナル(プラットフォーム)から直接ダウンロードする方法を紹介します。
MT4には公式の「マーケット」機能が搭載されており、外部サイトを経由せず安全にインジケーターを入手できます。
複雑な手順は不要で、MT4内で完結するため、初心者にもおすすめの方法です。

STEP
MT4を起動する

まずは、パソコンにインストールされているMT4を起動します。
必ず最新バージョンにアップデートしておくと、スムーズに利用できます。

STEP
ターミナル画面を開く

MT4画面上部メニューから、以下の順にクリックします。

  • 「表示」 → 「ターミナル」
    またはショートカットキー Ctrl + T

画面下部にターミナルが表示されます。

STEP
「マーケット」タブを選択

ターミナル内にある複数のタブから「マーケット」を選びます。
ここが、MT4公式のインジケーター配布ページです。

STEP
インジケーターを検索する

右上の検索窓に「High Low」や「Breakout Box」など、
ダウンロードしたいインジケーター名や関連キーワードを入力して検索します。

検索のポイント

  • 英語表記で検索するとヒットしやすい
  • 「High」「Low」「Session」など機能を表す単語も活用する
  • 評価(星マーク)やダウンロード数を参考に選ぶと安心

STEP
無料インジケーターを選んでダウンロード

検索結果から目的のインジケーターを選び、詳細ページを確認します。
内容に問題がなければ「無料(Free)」ボタンをクリック。
ダウンロードが完了すると、自動でMT4に追加されます。

STEP
チャートに適用する
  1. 「ナビゲーター」を開く(Ctrl + N)
  2. 「インディケータ」フォルダ内に追加されたインジケーターを確認
  3. 対象のチャートにドラッグ&ドロップ
  4. 設定画面でパラメーターを調整し、「OK」をクリック

これでチャート上に高値・安値インジケーターが表示されます。

STEP
安全に利用するための注意点
  • 必ず公式マーケットからダウンロードすること
    → 外部サイトからの入手はウイルス感染や不正アクセスのリスクがある
  • 本番口座で使う前にデモ口座で動作確認を行う
    → 設定や挙動を確認し、安全性を確かめてから実運用に移行する
  • 星評価やレビューを参考に、信頼できるインジケーターを選ぶ

まとめ

MT4のターミナル内マーケットを使えば、公式の安全な環境で高値・安値インジケーターを無料ダウンロードできます。
外部サイトを経由する必要がなく、簡単かつ安全にインジケーターを導入可能です。
最初はデモ口座でテストし、問題がなければ本番口座で活用していきましょう。

高値と安値の基本知識

FXトレードにおいて、「高値」と「安値」は最も基本的でありながら、トレード戦略の根幹を支える重要な概念です。
これらを正しく理解することで、トレンドの方向性や相場の転換点を把握し、根拠あるエントリーや決済ができるようになります。

高値(High)とは

高値とは、一定期間内で最も高い価格を指します。
たとえば、1時間足チャートであれば、その1時間内で記録された最高価格が「高値」です。

高値は以下のような場面で重要視されます。

  • 過去の高値付近で価格が反発しやすい(売り圧力が強まりやすい)
  • ブレイクアウトした場合、新たなトレンド発生のシグナルとなりやすい
  • 抵抗線(レジスタンスライン)として機能することが多い

特に複数回試されて突破できなかった高値は「強いレジスタンス」となり、売買の判断材料になります。


安値(Low)とは

安値とは、一定期間内で最も低い価格を指します。
1時間足チャートであれば、その1時間内で記録された最安価格が「安値」です。

安値もまた、重要な意味を持ちます。

  • 過去の安値付近で価格が反発しやすい(買い圧力が強まりやすい)
  • 下抜けした場合、下落トレンドの加速サインとなりやすい
  • 支持線(サポートライン)として機能することが多い

こちらも複数回試されて割り込まなかった安値は「強いサポート」となり、買いの判断に使われます。


サポートとレジスタンスの関係

高値と安値は、それぞれ**レジスタンスライン(抵抗線)サポートライン(支持線)**として機能します。

  • 高値付近 → 売りが出やすく価格が上昇しにくい → レジスタンス
  • 安値付近 → 買いが出やすく価格が下落しにくい → サポート

この構造を利用することで、トレード戦略が立てやすくなります。
例えば、サポート付近で買い、レジスタンス付近で売るというシンプルな戦略も基本形のひとつです。


ブレイクとトレンド形成

高値や安値を**明確に突破する動き(ブレイク)**は、トレンド発生の強力なシグナルとなります。

  • 高値を上抜け → 上昇トレンド発生の可能性大
  • 安値を下抜け → 下降トレンド発生の可能性大

特に、上昇トレンドでは「高値と安値がともに切り上がる」状態が続き、
下降トレンドでは「高値と安値がともに切り下がる」状態が続くため、これを確認することでトレンド方向を判断できます。


まとめ

  • 高値は「一定期間内で最も高い価格」、安値は「一定期間内で最も低い価格」
  • 高値=レジスタンス、安値=サポートとして機能することが多い
  • 複数回試されて反発した高値や安値は「強いライン」として注目度が高い
  • 明確なブレイクはトレンド発生のシグナルとなり、エントリー根拠として活用できる

高値と安値は、シンプルでありながらトレード判断の基本です。
これらを正しく認識し、インジケーターと組み合わせて使うことで、より確度の高い相場分析とトレード戦略が可能になります。

初心者が失敗しないための活用ポイント

高値・安値インジケーターは、重要な価格帯を自動で表示してくれる便利なツールです。
しかし、ツールに頼りすぎると誤った判断を招くリスクもあります。
ここでは、初心者が高値・安値インジケーターを活用する際に失敗しないためのポイントを解説します。


1. インジケーターはあくまで補助ツールと考える

高値・安値インジケーターは便利ですが、これだけでトレード判断を完結させるのは危険です。
市場は常に変化しており、ツールが示すラインが必ず機能するとは限りません。

失敗例

  • ラインを過信して逆張りし、ブレイクに巻き込まれて大きな損失
  • インジケーターが多すぎてチャートが複雑になり、判断が遅れる

対策

  • インジケーターはあくまで目安として使用する
  • 価格の動き(プライスアクション)やローソク足の形状も必ず確認する
  • 他のツール(移動平均線、RSIなど)と複合的に分析する

2. 複数時間足でラインを確認する

初心者がよくある失敗は、1つの時間足だけを見て判断してしまうことです。
上位足で重要なラインが存在しているのに気づかず、下位足だけでエントリーすると、思わぬ反発に巻き込まれやすくなります。

おすすめの見方

  • 日足・4時間足 → 主要な高値・安値やサポート・レジスタンスを確認
  • 1時間足・15分足 → エントリータイミングを詳細に確認
  • 上位足で環境認識 → 下位足で具体的なエントリー、という流れを意識する

3. ブレイクアウトとダマシを見極める

高値や安値をブレイクしたからといって、必ず大きなトレンドが発生するわけではありません。
実際には**ダマシ(フェイクブレイク)**が多く、初心者はここで損失を出しがちです。

見極めのポイント

  • ブレイク後にローソク足がしっかり確定しているか確認
  • 出来高やスプレッドが急増していないかチェック
  • 上位足のトレンド方向と同じ方向にブレイクしているかを確認
  • ブレイク後、数本のローソク足で反対方向に戻される場合は「ダマシ」の可能性大

4. 損切りラインを必ず設定する

どれだけラインが機能するように見えても、損切りを設定せずにエントリーするのは厳禁です。
相場は不確実性が高く、予想外の動きで大きな損失を招くことがあります。

損切り設定のコツ

  • 直近の高値・安値を基準に損切りラインを設定
  • スプレッド分の余裕を持たせて設定する
  • 1回の損失で資金の2%以内に抑える(リスク管理の基本)

5. デモ口座で操作と検証を行う

いきなりリアル口座で運用を始めると、設定ミスや誤操作による損失が発生しやすくなります。
まずはデモ口座でインジケーターを使いながら、設定方法やラインの動き方を確認しましょう。

  • ラインの表示方法やパラメーター調整に慣れる
  • 過去チャートで検証して、機能する場面としない場面を見極める
  • 一定期間デモで運用してからリアル口座に移行する

まとめ

  • インジケーターは目安として使用し、プライスアクションも合わせて確認する
  • 複数時間足でラインをチェックして相場環境を把握
  • ブレイク時はダマシを見極め、損切り設定を徹底する
  • 最初はデモ口座で試して、リアル口座での実運用は慎重に行う

これらを意識すれば、初心者でも高値・安値インジケーターを安全かつ効果的に活用できます。

まとめ|高値・安値インジケーターで精度を高めよう

高値・安値は、トレードにおける最も基本的で重要な価格帯です。
これらを正確に把握することで、トレンドの方向性や転換点を見極め、根拠あるエントリーと決済が可能になります。

今回紹介した高値・安値インジケーターを活用すれば、以下のようなメリットが得られます。

  • 高値・安値を自動で表示し、分析効率が大幅アップ
  • 水平ラインやボックス表示で視覚的にわかりやすいチャートを作成
  • サポート・レジスタンスを簡単に確認でき、初心者でも迷わず判断
  • 上位足と下位足を組み合わせた分析でトレード精度向上

ただし、インジケーターはあくまで補助ツールであり、過信は禁物です。
複数時間足での確認やプライスアクション分析と組み合わせることで、より確実な判断ができるようになります。

また、実際に使い始める際はMT4のターミナルから安全にダウンロードし、必ずデモ口座で動作確認を行いましょう。
設定や使い方に慣れてからリアル口座で運用することで、予期せぬトラブルを防げます。


ポイントを押さえて正しく活用すれば、インジケーターは強力な武器になります。
高値・安値を的確に把握し、分析精度を高めて、安定したトレード成果を目指しましょう。

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